☆よろしくっ!☆

2022年4月25日月曜日

ラーメン つづき

はい、あけましておめでとうございます。例によって、もう4月も終わりに近づいてしまいました。なんちゃらウィルスに翻弄されている間にあっというまに今年も1/4は過ぎてしまいました。いやはや、だって、ラーメンやさんに行きたくても、どこのお店も夜9時までで閉まってしまうのでは、どうしようもありませんよね。夜9時に仕事上がりだったりする日も多いもんですから、せっかく一日の疲れを癒したいと思っても、俺が仕事終わるのと同時にお店も終わっちゃうので、物理的に不可能なのですね。これでは悔しくて、思わず「うぅ~~っ、マンボーっ!」て叫びたくなってしまいます。

まあ、でもそんな憎っくきマン○防止は3月も後半のころにようやく解除されて、俺たちは好きな時間に好きなラーメン屋さんにいくことができるようになりました。晴れて無罪放免って感じですね。そもそも俺ら何も悪いことしてないのに、あたりまえのことがあたりまえにできるというのがどれだけ素晴らしいことであるか、改めて実感する次第であります。

・・・そんなワケで、JR、地下鉄、名鉄瀬戸線、ゆとりーとライン(名古屋ガイドウェイバス)の実に4線が一箇所に集結した大曽根駅のすぐ近く、マリオン大曽根の一角に最近できた「ラーメン つづき」です。何の続きなのかはよくわかりませんけど、元々は「ラーメン ギョウザ 大吉」があった場所ですね。あの大吉ってのは典型的な旧き悪しき名古屋人向け飲食店で、あきらかに缶から出したそのままのスープにかん水のにおいがプンプン残る粗悪な出来合いの麺が入ったそれはそれはひどいラーメンを食べさせられた苦い記憶があります。なので、そのひどい大吉の続き、だとしたら、まったく期待を寄せることが出来ません。が、どうやら千葉県の「ちばから」の味を模した店だということなので、これは全く違うものを食べることが出来るのではないかと思い、ためしにふらっと入ってみました。

どうやら、まだプレオープン中のようですね。とはいっても、営業時間も定休日ももうグランドオープンと変わらないようですね。何が違うのかはよくわかりませんが、まだ今のところ試験営業中という感じなのでしょうか。

けんばいき

うひゃーっ。値段が異様に高いですね。一番基本のラーメン並が、880円。いや、まあ、昨今のコロナ騒動やらロシア・ウクライナ侵攻やらで世界情勢がアレな影響がこういう末端に出てきているというのも、わからないではないんですが、しかしラーメンで880円というのは流石にボりすぎと違いませんかね。先日の安城の「ラーメン家」は、600円でしたからね、やればできるはずなんですよ。まあ安城と、名古屋市内の主要な駅近辺では家賃が違うのはしかたないでしょうけどね。俺としては、こんな駅近くじゃなくてもいいので、その代わりもっと安くしてほしいですよ。なんと言っても、ラーメンというのは大衆食ですから、俺のようなしがない一般庶民が気軽に食べられる値段であって欲しいです。ラーメンであればどんな困難でも乗り越え、すべてを投げ打ってでも食べるというラーメンヲタクの皆様ならともかく、ヲタクではない一庶民がラーメンすら気軽に食べられない世の中だなんて、いったいこの国はどうなってしまったのでしょうか。
ラーメン ミニ 150g 800円というのもあるにはありますけどね。150gではさすがに成人男性の胃袋の足しにはならないでしょう。80円の違いなら、並を頼まざるを得ません。あまり腹が減ってないけれども、友人の付き添いでしかたなく入店した、かわいそうな人向けのメニューでしょうね。あるいは小食なのにもかかわらず、彼氏のわがままに付き添って仕方なく連れて来られた女の子のための救済措置かもしれません。しかし、そんなに食べる量が違ってたら付き合ってても楽しくないでしょうにね。やっぱり俺も、せっかく女の子と付き合うなら、いっぱい食べる女の子がいいです。でも太った女は嫌ですが。(あと、イタい女もヤですね)

ヤサイニンニクアブラカラメ

こういう、いわゆるコールがあるところは二郎モドキの一派らしいですが、しかし、アブラが「最初から入っていません」というところが他のとは違いますね。そこらへんが、二郎のパクリではなくて「ちばから」のパクリということなのでしょうか。俺は千葉なんて、まあもしもかわいい女の子にネズミ王国に連れて行ってとおねだりされたとしたら別ですが、今のところそのような機会もないので、もちろんちばからも食べたことありませんが、おそらく名古屋で言うら・けいこのようなものなのでしょうか。一応二郎っぽいラーメンを標榜していながら、実は中身は二郎とはかなり違っていてオリジナリティがあるという、あの感じに近いんじゃないでしょうか。

ラーメン つづき 並
つづき ラーメン 並 ¥880

ヤサイ、ニンニク、アブラで頼みましたが、うーん、これでヤサイ増しなのかあ。ずいぶん少ないですね。やっぱり二郎とは根本的に異なるラーメンのようです。この中で特徴的なのは、アブラですね。よくある、ただクドさが増すだけの液体の「油」ではなく、ほぼ固形物の、肉の脂身部分のような「脂」のほうですね。これはチャーシューとは別の、具の一つとして立派に通用しますね。とても美味しそうです。これが最初から入っていないというのはちょっともったいないような気もしますけど、要するに凡百の、ただ二郎の形だけをパクった、お湯みたいなスープに大量の油と塩分と化学調味料でごまかしたようなお粗末な二郎系ラーメンとは一線を異にしている、という主張が感じられるあたりは好印象ですね。
このスープ、しっかりととろみが出るまで白濁させていますね。いわゆる白湯(パイタン)スープと言って良いでしょう。俺(とんこつくん)が一番好きなやつですね。これはかなり期待できそうです。まずは勿論、スープから一口。

・・・あれ?おかしいな。

スープがヌルい。
温い。
これはどうしたことだろう?なにかの間違いではないのか?
ラーメンってのは、スープがアツアツでこそ、美味しいものでしょ?これでは、冷めたスープとしか言いようがない。まるで作ってから10分置いたかのようなヌルさだ。人肌程度、とまでは言わないにしても、舌でほとんど温度を感じない。多分指を突っ込んでもほんのり暖かいだけで、反射的に指をひっこめるほどにはアツくないくらいだろう。(試してないけど)
うーん、これでは、アツアツのスープをフウフウしながら食べるラーメンのダイナミズムは楽しめないよ。ラーメンとして成り立っていない。あれえ、おかしいなあ。見た目はすごく美味しそうなのになあ。

いえ、ね、味はものすごく美味しいんですよ。豚骨を中心に、野菜類、おそらく鶏なんかも加えて強火で長時間煮出した濃厚な白濁スープ。魚介は一切使っていないですね。今時コッテリした動物スープに魚介の香りを混ぜるのがうんざりするほど流行ってるけど、そんな流行りには乗らないぞという姿勢は充分伝わってきます。トロミもかなりある。よく米粉やスターチなんかで無理やりトロミを出すタイプの店もありますけど、この「つづき」のスープのトロミは動物素材由来のゼラチン質がきちんと煮出されたものですね。本来あるべき姿がしっかりここにあります。やはりこのスープ、半白濁スープに背脂を加えた「ラーメン二郎」とも、お湯みたいな貧弱なスープに油を加えて無理やりコッテリ感を出した「二郎系ラーメン」とも違った、この店独自のオリジナルなものですね。
そんな極上の濃厚スープをきちんと支えつつも決してでしゃばらないタレのバランスも見事。どっかのはなび職人が作った某エボシなんかとは違って余計な甘みもついていないし、塩分濃度も完璧。化学調味料も、素材の味を生かすためのギリギリの強さに留めている。
本当によくできたスープで、本来なら俺(とんこつくん)のどんぴしゃの好みなはずなんですがね。折角のこの美味しいスープが、温度のヌルさで台無しになっている。これはちょっと、もったいなさすぎます。なんでこんな風にしたんでしょうか?それとも、まだプレオープンだから、ちょっと手際が悪かっただけなのかな?
麺を手繰り寄せれば、さすがにそれは茹でたばかりであるなりにアツアツで美味しい。見た感じ、正方形ではなくちょっと平たい太麺で、縮れもある。このタイプの麺としては、加水率は高くないほうなんじゃないでしょうか。わりと小麦粉の硬めの食感があります。俗に言う、ワシワシ食べるタイプの麺ですね。こういうコッテリスープには、ツルツルプリプリの多加水麺より、中身の詰まったこういう麺が合うんじゃないかなあと思います。
しかし、麺の部分と、スープの部分の温度に差がありすぎる。おそらく、麺とスープが混ざり合ったくらいの温度が調度良いように作ってあるんだろうけど、スープにトロミがあるばかりに、食べ始めはなかなかスープに麺の温度が移っていかない。特に最初の一口のスープはとんでもなくヌルいままとなってしまう。
これは、ちょっと商品的には致命的な欠陥なんじゃないだろうか?ラーメンてのは、一口目のインパクトが大事だろ?正直、俺としては、スープの美味さよりも、ヌルい印象のほうがより強く感じてしまった。第一印象がネガティブだと、あとがどんなに良くても、もやっとした気持ちが最後まで残ってしまう。
具についてなんですが、やっぱりこの、固形の「アブラ」は見た目に違わず、すごく美味しい!アブラなんだけども、そのまま食べてもちっともクドくなくて、適度に煮込まれていて味がついているので、これはこれで「肉」として楽しめるし、野菜と一緒に食べたら相性抜群!クドさはないけれどもしっかりと「脂」なので、淡白な味のもやしとしっかり相乗効果がある。これは、立川マシマシの脂よりもさらにはるか上である。このアブラが最初からは入っていないなんて、ちょっと勿体無い。これは絶対にコールすべきだ。
この極上のアブラ+ヤサイのコンビネーションに比べると、チャーシューはちょっと落ちるかなあ。いや、しっかりと肉厚でサイズ的には申し分ないんだけど、意外と脂身がクドくて、むしろ無料トッピングの固形アブラのほうがさっぱりして美味しく食べられるかも。そして問題なのは、これも温度がヌルいんだよなあ。これだけでかいチャーシューの温度がヌルいと、そもそもがヌルいスープがさらにヌルくなってしまう。これも、致命的とまでは言わないけど、熱々のラーメンを食べたい俺にとっては残念な要素になってしまうんだよなあ。


厨房の中を覗くと、麺茹で器の隣には大きな寸胴と、少し小さめの寸胴が二つ。これどうやって使い分けているんでしょうかね。片方で今営業中に使う用のスープ、もう片方は夜営業用or翌日用スープとかなのでしょうか?そうだとしたら、同じ大きさの寸胴じゃないといけないわけですよね。ではこの寸胴の大きさの違いはなんだろう?もしかして、豚骨系スープとそれ以外のスープを分けて取って合わせる形?そんな面倒なことするかなあ?
とにかく、ちゃんと寸胴で煮出してスープを取っているわけだから、アツアツで提供しようとすればできるはずなのに、どうしてあんなヌルいスープを出すのか。しかも手前を見ると一応ドンブリをお湯で温めているように見えるんだが。ちゃんと温度対策やってるんじゃないのか?どうしてこれで、あんな冷め切ったスープが出てくるんだろう?甚だ疑問である。
もしかして、駅前だから、いろんなお客が来る、すなわち、ネコ舌のお客さんも来るということを想定して、わざとスープの温度を下げているのだろうか?俺の感覚では、特に名古屋の人にネコ舌(=バカ舌)が多いように感じるからなあ。熱いものを、熱いまま、すなわち一番美味しいままに味わえないということは、バカ舌ってことだからなあ。だって、人間の温度受容神経の感度って、それほど個人差がないらしいですよ。ならばなぜ、俺みたいに熱いものを食べても平気な人と、ネコ舌の人との差が生まれるかというと、単純に「食べ方がヘタ」なだけらしいです。普通の人は、熱いものを食べるとき、熱さを楽しみつつ、口中にダメージを受けないように、舌を無意識にコントロールしながら食べているらしいですが、ネコ舌の人はそれができないらしいです。つまり、美味しく食べるための努力を放棄しているにも等しいわけですから、そんな人はバカ舌と言ってしまっていいのではないでしょうか。
名古屋にはそういうわけで、バカ舌が多いということです。大曽根駅隣接ということで、名古屋でも比較的街中と言って良い立地にあるこのお店としては、バカ舌の名古屋人に大勢来てもらわないと家賃もペイできないですから、わざわざそういう人たちに合わせてヌルく作っているのかもしれませんね。
本当にそうだとすると、やっぱり名古屋では美味しいラーメン屋はできないということじゃないでしょうか。だって、美味しく(熱く)作ったらお客が来てくれないっていうのなら、まさしくそうですよね。だけど、別に名古屋でも、アツアツのラーメン出すお店はちゃんとあるじゃないですか。呑助飯店の濃口ラーメンだってヤケドするような熱さですし、西区の万楽だって結構な熱さですよ。ああいうお店がやっていけてるんだから、名古屋で新しく出す店だって、アツアツにしてしまえばいいのにと思いますけどね。ひょっとすると、このお店の店主自身がネコ舌なんでしょうかね?まあそこらへんはよくわからないですけども。


というわけで、今日の評価は : ★★★ 3、です。


いやあ。スープそのものの味は完璧に近いんですよ。とんこつくんが一番大好きな、しっかりと動物系の旨味が煮出されたとろとろの濃厚スープ。まさにどんぴしゃなはずなんですけどね。味だけで言ったら、ラーメン昭和にも負けてないんじゃないのかな?まあ全然違ったタイプのラーメンを比較してもしかたないですが、しかしこれほどまでにとんこつくん(俺)を唸らせるはずのスープが、温度がヌルいというただ一点だけで、完全に台無しになっている。これは大幅減点をせざるをえない。これでスープの温度がアツアツだったら間違いなく★5は出てたはずだし、さらに値段が680円くらいだったら★7~8は出ています。それくらい、味そのものは良かったんだけどね。いや、でも、温度を含めて「味」なわけでしょ。だから、いくら素材のうまみがよく引き出されていたからといって、温度がそれに伴っていなければやっぱり、美味しくないラーメンということになってしまいます。
まあ、まだプレオープンということで、手際が悪かっただけなのかもしれませんが、値段も含めて、次に食べるのはだいぶ先になりそうです。
熱いラーメンは苦手、ぬるいくらいで調度良い、というネコ舌の方には大変おすすめのラーメンなのでどうぞ行列なりなんなり作って下さいね。


グランドオープン 2022/5/2
11:30-15:00(14:30ラストオーダー)
17:00-22:00(21:30ラストオーダー)
定休日:水曜日

2021年12月25日土曜日

ラーメン家 安城市

 いやー気がついたら今年ももうあとちょっとになってしまいましたね。個人的には、今年こそはせめて年内10記事は書こうとしてたんですけどね。いや、今からでも書けばいいのかな。といっても、今年(昨年もですが)はなかなか、難しい年でしたよね。なんていったって、営業時間短縮要請が出てた期間が長いですからね。国や自治体に言われてなくても、自主的に短縮してるお店も多かったですから、基本的に夜21:00以降にラーメンを食べる俺としては、そういう時はもうお手上げなんですよね。仕方が無いからそういう時は、コンビニかスーパーでビールと焼き鳥を買って、夜空の下で一人寂しく味わっていましたね。こうなると、人間アイディアが思い浮かぶもので、公園などはもとより、例えば終バスが行ってしまった後のバス停のベンチなんかをちょこっとお借りしたり、あらかじめ自転車にドリンクホルダーを二つつけて、片方にビール、もう片方に焼き鳥を置いて、飲みながらのんびり帰ったりしていました。まさに動く居酒屋ですね。移動しながらお酒も楽しめる、非常に効率がよいのであります。まさにお店がやってなかったからこそ苦肉の策で思いついたアイディアなのですね。飲酒運転だとかいう批判をする人もいるでしょうけど、自転車の酒気帯び運転は道路交通法でたしかに禁止はされてはいるけれど、でも罰則もない、ということになっています。ですので、警察に見つかっても、せいぜい注意されるだけで、お咎めなしなのですね。こういう合法的(脱法的)な楽しみ方を思いついたのも、コロナになってお店が閉まっていたからこそなのであります。だから、営業時短要請も、悪いことばかりじゃない、と言えば言えるのでしょうか?いや、やっぱり、お店はやってて欲しいですよね。

・・・そんなワケで、10月後半あたりに緊急事態宣言が解除されてからは、今まで我慢してた分も含めて、結構な回数ラーメンを食べていますね。だから、ブログネタとしては充分書くことはあるんですけど、でもなかなか今度は、書く時間的気力的余裕が無くて、あれよあれよという間にゲリー・クソスマスがやって来てしまいました。今年、あと残り何日あるかねえ?あと10記事書けるかなあ俺?


ramen ya

さて、「ラーメン家」です。まさにそのままですね。これほどUniversalな店名も他に無い、と思ったら、同じ安城市内に「らーめん屋」って店もあるようですね。なんでまたこんな近所に紛らわしい店名の店があるのでしょうかね。どうもこの2店は全く関係がなくて、本当にたまたま偶然カブってしまっただけのようですね。

このラーメン家、元々は名古屋市緑区の萬来亭の姉妹店ということで、萬来亭と同じく、家系ラーメンの中でもうずらの卵が特徴的な「壱六家」のスタイルを踏襲しているということです。萬来亭は、このブログにこそ登場していないけど、何度か行ったことがあり、所謂一般的な家系の重厚さとは一線を異にしたあの軽やかでクリーミーなとんこつスープは俺の心を沸き立たせるものがありました。なぜブログに書いていないかというと、お店に行って、書こうと思いつつも年月が過ぎてしまって、もう一度行かないと味のことを上手く書けないからです。そういうお店がいっぱいあるんですよね。もう一度行ったらその時こそ書こうと思います。

けんばいき
けんばいき クリックで拡大

ちょっと写真が見づらくてすみませんが、ラーメンが600円、のり、たまご、もやしが各50円となっていますね。他のブログとかツイッターなら「安い!コスパ良い!」と書くところなのでしょうが、いや、俺はこのくらいが、ラーメンにおいての妥当な適正価格だと思いますよ。ラーメンは大衆食なので、高すぎず、かといって極端に安すぎもせず、それでいて真っ当で美味しいラーメンを提供するのが、まともなラーメン屋というものでしょう。はっきり言って、これがあたりまえ、ですよ。現在、世に蔓延っているラーメン屋ども(特に名古屋・周辺の)はほとんどがボッタクリ悪徳価格としか思えません。

ラーメン並 ¥600 たまご ¥50


俺は基本的にはその店で一番スタンダードなラーメンしか食べないのですが、さすがにたった50円でうずらを増やせるならと、ついつい増やしてしまいました。のりはご飯があるときのほうが良いし、もやしはなんだか合わなさそうだし。ほうれん草もいいと思ったんですがなぜかほうれん草だけ150円。ええーっ、なんでよ?(´・ω・`)

というわけで、まずは定石どおり、スープから頂くのですが・・・

おっー!これは、旨いんじゃないのっ?

いわゆる家系の、あのいかにも豚骨を強火で長時間煮出した濃厚なうまさと、壱六家系の軽やかなクリーミーさが、実に絶妙なバランスで同居している。しっかりとした豚骨本来のダシを味わいながら、決して鈍重にならず、むしろ家系のジャンルとしては軽やかでさえある。こんなにも両方の良さを兼ね備えたスープにはなかなか出会えないんじゃないか?これだと、スープを口に含んでから、喉の奥を抜けていくときに、あの良質なとんこつスープに特有の、ふわっとした多幸感も味わえる!なんだか、久しぶりに、素直に美味しいとんこつスープに出会えたような気がするよっ!!

ただね、タレはちょっと、強めかなあ。この素敵なとんこつダシを味わうには、ちょっとしょっぱすぎるような気もします。化学調味料も結構強めで、主にグルタミン酸系の割合が強いですね。まあ、かといって、このスープの豊潤さを台無しにするほど、タレが強すぎるということはない。でも、もうちょっと控えめのほうが、ダシの良さがもっとストレートに味わえるかも。そういえば、家系っぽいラーメンのはずなのに、タレの濃さ、アブラの多さ、麺の硬さは訊かれなかったよなあ。もし可能なら、タレは少なめ、で注文すると、ひょっとするともっと美味しくなるかもしれませんね。

麺は、切り口がやや長方形ぎみの、ほんのちょっとだけ横長の麺である。これ自体の味がどうこうではなくて、このスープの美味しさを味わうには最高の麺でしょう。麺自体の味が主張するんじゃなくて、スープの美味しさをあますとこなく引き立てる。ラーメンはスープこそが命、麺や具はサイドメニューだと思っている俺にとっては、この麺の有り様はひとつの完成形なのではないかと思います。

具については、やっぱりうずらの卵は美味しいですよねっ。うん。ほうれん草は、家系によくある、一度凍らせたもので、特筆するようなものではないけれど、これもスープと絡めて食べるとスープの美味しさをより引き立てる、良い脇役となっています。のりも同じ。チャーシューは、あまり印象に残ってないけど、歯ごたえはわりとあるほうだったかな?

やっぱり、具に関しても、あくまでスープの美味しさを引き立てるための脇役に徹していますね。何でもかんでも、主張すればいい、ってもんではないことを、このラーメンを作っている店主はしっかりと押えているわけであります。まさにプロ、職人の仕事ですね。

個人的好みとしては、クリーミーさに加えて、あのいかにも豚骨らしい、しっかりとした重厚な旨味が存分に味わえるという点で、萬来亭よりもこちらのほうを推したいくらいです。いやあ、600円でこの味。これこそ、ラーメンの醍醐味ですよ。ラーメンって、こういうので良いんですよ、いや、こういうのこそ良い。やたらとスープ材料の産地だとかブランドだとか、また麺にも具にもこだわって、コストだけかかって肝心の全体が見えていないラーメンが世の中多いですからね。それはただの店主のエゴでしょう。そういう凡百のラーメン屋とは一線を異にしています。まさに庶民の味。庶民に安価でなおかつできる限り美味しいものを食べて欲しいという思いが詰まっています。つまり、俺がラーメンその他食べ物において常に一番大事にしている「心」が、このラーメンにはしっかりこもっているんですよ。

厨房

このお店、俺は昼しか訪問した事がないのですが、その限りでは、店主のワンオペで、どれだけ混んでいても他の従業員を使わず、一人でお店を回しています。それなのに、滞ることなく、まあもちろん混みようによっては若干待つこともありますが、一人で回しているにしては驚異的なくらいスムーズに滞りなく営業しています。これは、凄いことですよ。

chubo
他のブログだのツイッターだの食べログその他見るとよく「ここの店主は変わり者で、上級者向けの店」みたいな言い方しているのを見かけるけど、全くそんなことはない。作業中の独り言は結構多いですよ、けども、お客に対する時には言葉少ないながらも礼儀正しく対応しているし、何ら不快になるようなことはないです。たった一人で、これだけたくさんのお客さんにスムーズに対応して、しかも出てくるラーメンが上記のように至極素敵なもの。こういう店こそ、名店、と言うべきなんじゃないかと思います。


というわけで、今日の評価は : ★★★★★ 5!になります!


とんこつくんとしては、こういうとんこつラーメンこそ食べたかったものです。まあ、ちょっとタレが強すぎるのが難点だけど、それを補ってあまりあるスープのうまさです。俺はこういうのを求めてるんですよ。なんでなかなか出会えないかなあ。安城ってちょっと名古屋からは遠いしねえ・・・


愛知県安城市小堤町8-3 レジデンス・カミヤ 1F

営業時間

火~日

11:30~14:00

18:00~22:00

定休日 : 月曜日

2021年9月26日日曜日

らーめん 豚骨専門 壱成(いっせい)

 結構気になっていたお店なんですよね。やっぱりとんこつくんとしてはとんこつラーメンのお店ははずせないし、それにチェーン店じゃなくいまどきキチンと豚骨を煮出してるらしい個人店なわけですから、行かずにはいられないわけであります。ここのブログのコメント欄でもおすすめしてもらったわけですしね。

場所的には、麺屋もりひろ、の跡地の、つけ麺舞、の跡地になりますね。

なんかはっきりいってどーでもいいけど、もりひろは、とっても好きな豚骨ラーメンでした。当時もずいぶん賛否両論あったけども、俺はこれだけ上手い具合に豚骨を煮出して、しかも上手に化学調味料を扱った豚骨やさんは名古屋にはなかなか稀有だったんじゃないかなあと思っています。いや、化学調味料を上手く使う、というのは、別に皮肉でもなんでもなく、賛辞なんですよ。ラーメンにおいては使えるものは貪欲に上手に使った者が勝ち、だと思ってますんでね。

要するに、化学調味料自体がダメなんじゃなくて、そのままでは飲めたもんじゃないくらい貧弱なスープに、化学調味料を沢山いれてなんとか無理やり体制をととのえてる粗悪ラーメンが俺は嫌いなのであって、そうではなく、ちゃんとダシをしっかりとって、美味しいスープが出来上がった上で、隠し味的に、あるいは、補完的に化学調味料を使うんなら全然ありだと思うし、それによって美味くなる絶妙のバランスを得たのならそれは素晴らしい名店だと思うのですよ。

化学調味料を使ってるか使ってないか、ではなくて、元々のスープがいいかどうか、なんですよ、結局そこなんです。元々がよく煮出された、上級のスープであれば、そこに化学調味料を足そうが足すまいが、いや、上手に足せばさらに、美味しくなるに違いないのです。化学調味料を使おうが使うまいが、いいものはいいし、だめなものはだめなんですよ。

それを、化学調味料のせいにするキモいラヲタどもが俺は大嫌いなんであって、いや、もうそういう人種も絶滅しましたかね。今はそんなんよりも、仲間とつるんでタバコ吸いながら粗悪なジャンクフードやさんウェイウェイ並んでるリア充のツイッターおばさんがトレンドらしいからねえ。昔で言う「チーマー」とほぼ変わらないですよね。全く、ダサいったらありゃしないですよね。

 

さて、壱成ですが、いちなり、ではなくて、かつて一世(いっせい)を風靡したかどうかは知らんけどもお騒がせ不倫ハゲタレントと同じ読み方らしいですね。あんまイメージ良くないと思うんだけどどうでしょうかね。

 

めにゅー

前情報では知ってたんですけども、豚骨ラーメンのお店なのに、なぜか二郎系ラーメンがおすすめになっているんです。ここがちょっと引っかかるところでしてね。今時二郎っぽいラーメンなんてありふれていて特に面白くもないでしょう。むしろ、正統派のキチンとしたとんこつラーメンのほうが貴重になってしまっています。所謂とんこつラーメンをウリにしたらしきお店ってのはそこそこありますけどね、どこもコストカットのために手抜きしたり、粗悪な材料でごまかしてたり、ロクでもない店が大半なんですよね。少なくとも名古屋界隈における現状はそうなってしまっています。とんこつラーメンって、手抜きせずにしっかりと作ればそれだけですごく旨いはずなのに、なぜみんなそうしないのか本当に疑問なのです。ただ、世間的には正統派とんこつラーメンブームではないから、ブームに乗った二郎系ラーメンを出しておかないと売れるかどうか心配なのかもしれませんね。要するに、お店だけが悪いんじゃなくて、名古屋の客どもの、ブームに乗っかるだけの主体性のない軽薄さが諸悪の根源なのですよね。あーやだやだ。

 

ランチタイムはご飯が無料でとり放題、だそうですが、俺が行ったのは夜だったので、残念~、と思っていたら、店主さん「ご飯無料となっておりますのでよかったらどうぞー」だって。ラッキー、だけど、よっぽどお客入ってないのかなあ。俺が行ったときだって俺以外の客いなかったしなあ。せっかくの豚骨ラーメンのお店なのに、

あと、奥に「つけ麺」の文字も見えますけど、的にはどうでもいいです笑。わざわざとんこつやさんに来てまで、つけ麺などというそんなしょーもないもん食べなくてもよろしいのであります。

 

とんこつラーメン ¥700

 

これよこれ。白濁したスープにほどよく油が浮いて、中には硬めにゆでられた細麺が顔をのぞかせている。こういうの見るだけで、俺みたいな人間はうきうきしてしまうのであります。これぞ、ザ・豚骨ラーメン。

 さてスープはと。

おっ、これは、濃厚系というよりは、クリーミーさを全面に出した豚骨スープですね。ガツンとくる重量感はないけれど、むしろ軽やかに口の中に旨みが広がっていくタイプです。牛ではなく豚から、こんなミルキーな味わいが出てくるのって、なかなか不思議ではありますが、これはまぎれもなく豚の骨からじっくり煮出された旨みですね。ライトとんこつという言い方もあるけど、たしかに口当たりが軽いけれど、決してしゃばしゃばではなく、旨みはしっかりとありますね。

それを支えるタレ(カエシ)は、これまた絶妙なバランスを保っています。とんこつスープの旨みを邪魔するようなしょっぱさではなく、この軽やかさを保ったまま、とんこつの味わいをしっかりと支えています。これが実はなかなかできている店が少ないんですよね。なぜかやたらとしょっぱかったり、甘ったるかったりする店が多いんですよね。なぜそうなるかというと、肝心のトンコツスープが手抜きだから、タレの濃さでごまかして、いかにも濃厚って雰囲気を出そうとしているわけであります。しかし、このラーメンはそういうのとは一線を異にします。ちゃんと、クリーミーな豚骨スープが出ているから、タレの濃さでごまかす必要がなく、むしろタレは控えめにしてとんこつの旨みを支える縁の下の力持ちとなっているわけです。こういう味の組み立て方が、美味しいとんこつラーメンには必要だと思うんですよね。そこらへん、わかってない店が多すぎるのが残念なところであります。

そして、その上手いバランスの上で、クリーミーさを補強しつつ使われているのが、化学調味料群ですね。特に5'-リボヌクレオチド二ナトリウムを上手に使っています。他に御馴染みのグルタミン酸ナトリウムたんぱく加水分化物などもうまく織り交ぜているのでしょうが、そこらへんの割合とかはわかりません。とにかく言えるのは、化学調味料に頼っただけのお粗末なスープではなくて、しっかりとしたとんこつダシのスープの上に、補強的に化学調味料を使っているというわけで、こういう使い方ならば全く文句がないどころか、大歓迎なのであります。そこらへんは、同じく化学調味料を使っていても、スガキヤとか、チェーン店化後の一番軒のような粗悪なラーメンとは根本的に異なるところだと俺は思っています。

このスープを食べて、一番似てるなと思ったのは、麺屋もりひろ、ですね。もうだいぶ前に無くなってしまったお店なんで、食べたことがあるにしても、味の記憶がもう定かではないのですが、でも、重たくなくクリーミー系でしっかりと旨く、しかも化学調味料の使い方が上手いという部分ではかなり共通するように思います。

 

厨房のほうを覗いてみると、麺ゆで鍋の奥に、同じ高さに埋まった寸胴と、もう一つ上に乗せられている寸胴がありますね。これは、上に乗っている寸胴に入っているスープを営業用に使い、もう片方は次の日の営業用のスープを煮出している寸胴なのではないかと思われます。スープが煮詰りすぎないように、営業用のほうは火から下ろしているんでしょう。そして、右側にあるコンロで、注文が入るごとに一杯分ずつ温めているのでしょうね。このやり方はとんこつらーめんひかりでもやっていました。これだとスープの劣化を最小限に食い止めつつ、毎回アツアツのラーメンを出すことができますね。この厨房からわかることは、きちんと豚骨スープを店内で煮出しているということです。人工的な工場スープではなく、まさに手作りのスープというわけですね。

麺のほうは、まあ一般的な九州ラーメンの麺ですね。ゆで加減は指定しなかったけど、ちょっとだけ硬めで、ぱきぱきとした食感がなかなかオツであります。ただ、元々の量が結構あり、食べきるまでに結構スープを消費するんで、替え玉はしづらいかなと思いました。スープの量がちょっと少なめなのかな?どうだろ。俺はとんこつラーメンはスープが命だと思ってるんで、一玉食べるあいだにスープもかなり飲んじゃうほうなので、平均的な人よりはスープ消費量多いかもしれませんね。

 チャーシューがなかなか良くて、表面を軽く炙ってあるおかげで香ばしさがあります。こういう肉は好きですね。昨今流行りの、出来損ないのハムみたいなレアチャーシューとは全く次元が違います。美味しさをもとめるなら、断然こっちのほうがいいですね。

メンマがちょっと、俺には甘すぎたかな。戻すときにすでに味付けしちゃってるのだろうかね。ここは若干好みとは外れたかな。 でも大きな問題ではありません。

 

全体として、ちゃんとしっかり作られた、まさに手作りの王道のとんこつラーメンだと言えるでしょう。ここまで、結構褒めてきたんですが、しかし、なんだかなあ。どうもしっくり来ないんですよね。こんなにちゃんとしてるとんこつラーメンのはずなのに、なんだか、心にぐっと来るものがないのです。これは、どうしたことでしょう。

俺の大好きな、とんぱーれひかりや、昭和我一豚みたいな、スープを飲んだ時に身体全体にふわっと広がるような多幸感は、残念ながらこのラーメンには無かったですね。まあしかし、あの多幸感は特別なものであって、そうそうどこでも味わえるようなものではないから、まあ仕方ないといえば仕方ない。けれども、元々この場所で営業していたもりひろは俺のお気に入りの店だったのに、味の組み立て方としてはかなり近いはずのこの壱成は、そういう、俺の心にぐっと迫るものが、なぜか足りないんですよね。

味として考えると、そこらへんの工場スープのなんちゃって豚骨とは違って、手作りのなかなかよくできたラーメンなはずなのに、頭ではこのラーメンは良いものだと理解しているはずなのに、心と身体がどうもこのラーメンに反応しない。

何が原因なのか、いくら考えてもわからなかった。まあ、一つには、俺はやっぱり濃厚なとんこつらーめんが好きなのであって、そういう意味ではこういう軽めの豚骨スープというのはほんのちょっとだけ好みから外れるから、というのもあるかもしれない。けれど、俺はかつて名駅界隈にあった超ライト豚骨のまるしば屋なんかは大好きだったし、やたらと重たくてしょっぱいわりにイマイチコクが足りない鶴亀堂なんかよりはこっちの壱成のほうが好感が持てると思ったんですけどね。

おそらく、なんですが、これは確かにしっかりとちゃんと作られたとんこつラーメンには違いないんだけど、あまりにも普通すぎて、特出したところが無い、というのがワクワク感に欠ける部分なのかもしれません。そう考えると、もりひろは大分の名店「宝来軒」出身ということで、宝来軒の味に惚れこんでラーメンを作っているわけだし、まるしば屋も本家本元九州の「元祖長浜屋」の味に惚れこんで研究を重ねてラーメンを作り出したとのことだそうで。つまりそれらに共通するのは「熱い思い」なのであって、自分が食べて感動した味を今度は自分で作り出してお客に食べさせたいという情熱にあふれていて、それが俺の(みんなの)心をぐっと掴むのではないかと思います。

そう考えると、この「壱成」は、たしかに真面目にしっかりとした豚骨ラーメンを作り出してはいるんだけど、ただそれだけ、と言えば言えるのかもしれない。思えば、豚骨一本じゃなくて、ブームに乗っかろうとしたのかどうなのかわからんけど、二郎系ラーメンなんてメニューを載せてるくらいだから、どうも気持ちはふらふらしているように思う。そんな浮ついた、腰を据えていない感じが、ラーメンにも反映されてしまっているんじゃないかと、俺は推測する。

 

いやどうも、「心」だの「情熱」だの、全く論理的でない思考で説得力皆無で申し訳ないですが、このラーメンがなぜいまいちぐっと来ないのかを考えると、そのくらいしか思いつきませんでした。

まあ、でも昨今はびこっている、カタチだけ二郎っぽくしてみました、あるいは家系っぽくしてみました、的な軽薄なゼニ儲け主義のラーメンの氾濫にうんざりしている人は、この壱成の真面目に作られたラーメンは、食べて損をするようなものではないとは思います。俺みたいに、わざわざ食べに来たりすると期待はずれかもしれませんが、お近くを通りかかった際に寄ってみる分には、まあまあ良いのではないかと思います。

 

今日の評価は : ★★★ 3、です。

 

うーん、せっかくの、チェーン店ではない手作りの真面目なとんこつラーメンで、俺は過分に期待しちゃったのかもしれない。もうちょっと心にぐっとくる何かあると、良かったんだけどなあ。案外とんこつラーメンのお店って、難しいのかもしれませんね。

 

らーめん 豚骨専門 壱成

愛知県熱田区玉の井町1-1

営業時間

11:00~14:00

17:00~20:00 (2021年9月30日まで)

不定休

 

普段は夜営業17:00~22:00だそうですけどね。緊急事態宣言解除されたとしても、実際に通常営業に戻るのはいつになることやら・・・いやこの店に限らずですよ。

 

2021年9月7日火曜日

めし とん汁 常(つね)

いやーまたまた久しぶりの更新になりましたね。あけましておめでとうございます。今年初の投稿になりますね。どうしてこんなに期間があいてしまったかというと、なかなかラーメンが食べられないからであります。どうしてラーメンが食べられないのかというとそれは妖怪のせいなどでは決してなくて、もちろんコロナウィルスのせいであります。

普段なら、22時23時くらいまでやってるラーメン屋さんはたくさんあるし、それどころか深夜3時とか5時とかまでやってる店もあり、夜中にランニングがてらそういう店に行ったりするのもまた楽しみの一つだったりするもんですけどね。緊急事態宣言だかまん延防止だか知らんけど、飲食店は一律20時で閉店、しかも酒も出さないとなれば、わざわざ外食する価値なんてねーなとなってしまいます。いや、そもそも、俺の場合、21時以降まで用事がある日が多かったりするもんですから、終わった時にはそもそもお店やってないんですよね。しかたないから、コンビニかどっかでてきとーに腹を満たすものを買うしかない。家まで帰ったら22時過ぎますからね。さすがにそこまで腹が持ちません。

俺からしたら、政府からの要請なんて無視しちゃって、堂々と夜中まで営業して、お酒も出せばいいと思うんですけどね。そのほうがお客さんもたくさん来て儲かるでしょうに。名古屋民というのはへんなところで律儀というか、周りをうかがっているというか、そういう所があまり好きになれませんね。尤も、数は少ないけれど、そういうお店もあるにはありますよ。 そういったお店もまた、そのうちこのブログに登場したら良いですよねっ☆

・・・そんなワケで、今回は、そもそも朝6:30から昼14:00までしか営業していない、朝食、昼食専門店の「常」さんに行ってきました。お昼の時間帯です。

ラーメンやさんではありませんが、俺的には激エモーショナルな食べ物やさんであります。ほら、外観からしてもうすでに魅惑的でしょー。ちゃんと現役で営業してますからご安心下さいね。

定食屋さんではなくて、いわゆる一膳飯屋、おかず単品がたくさん置いてあって、自由に取って組み合わせるシステムのお店です。こういうタイプのお店でいうと、有名なのはザ・めしやでしょうか。尤も、ああいういかにもシステム化されたチェーン店というのは、どこで食べても同じ味という安心感はありますけれど、なんだか人間味がなくて面白くないですよね。しかし、この「めし とん汁 常」はそういう形骸化とは無縁の、非常に人情味あふれた個人店になります。俺はこういう個人店、もっとあったらいいなと思うんですけどね。名古屋でももう、数えるほどしかないんじゃないでしょうか。この「常」はそういった数少ない、とても貴重な食べ物やさんということになりますね。

また、朝から昼までしかやっていない、というところも魅力的ですね。こういう時間帯でおいしいご飯が食べられるのは、たとえば市場周辺とかならよくあるでしょうけれど、こういう、ちょっとした郊外にそんなお店があるっていうのもなかなか良いもんです。一番近い駅は名鉄瀬戸線の尼ケ坂駅になりますがそんなニッチな路線はなかなか使う人も少ないでしょうから、地下鉄の志賀本通駅から歩いてくるのが一番いいかと思います。朝からお酒が飲めるのも魅力の一つなので、車じゃなくて、電車か、歩いて来るようにしましょう。

 

menu1

 

menu2

外にも中の壁にも、メニューがぎっしり。あまりに色々あって混乱しそうですが、基本的には、おかず一種類につき100円と200円のバージョンがあり、200円のほうが量が多いということになります。単純に量が倍になるだけではなさそうで、200円のバージョンのほうがお得なんじゃないのかと思います。モノによっては、100円のバージョンしかないものもあるようです。

おかずといいましたが、カレールーも、焼そば、スパゲッティもあります。どれも100円か200円になります。

それにプラス、めしが大(250円)、中(200円)、小(150円)とあり、とん汁(150円)、みそ汁(100円)があります。これらを好きなように組み合わせて、自分なりの定食を作るんですね。もちろんご飯なしでも、ご飯だけでも、豚汁だけでもいいですが、やっぱご飯とおかずの組み合わせの美味しさに勝るものはないでしょうね。

それと、ビール、お酒も、朝から飲めます。どうやら緊急事態宣言中でも冷蔵ショーケースにふつうにお酒入ってるので、飲めるようですよ。なかなかここらへんは貴重な情報かと思いますので書いときます。


こうやって、大きなテーブルの真ん中にショーケースがあって、自由に取れるようになっています。この真ん中の仕切りより左側が100円、右側が200円になります。実にわかりやすいでしょう。上にも置いてありますけどどこまでが100円かな?たぶんかぼちゃの煮つけまでが100円で、それより右の揚げ物は200円かな。

ちなみにこのショーケースの向こうがわにも座席がありますよ。向かいのお客さんと目が合っちゃうとなんとなく気まずいでしょうか笑?そんなことは気にしなくてもいいのではないでしょうか。 あくまでショーケースに置かれてる食べ物を見ていたということで。

これだけよりどりみどりだと本当に迷っちゃいますが、しかも、メニューに書いてあってここにないものは、頼めば作ってくれるそうですから、選択の幅が広すぎて困っちゃうところなんですが、とりあえず200円のものと100円のものをひとつずつ。

おばちゃんが、温めようかと聞いてくれますので、温めてもらいましょう。それと、せっかくの「めし とん汁 常」なので、めし中ととん汁を注文します。

 

めし 中 (¥200) とん汁(¥150)

まずは先にこの二つですね。めしは、まあ、一般的な茶碗の大盛くらいでしょうか。ものすごく多いわけじゃないけれど、これで満腹にはなりそうな、調度良い感じですね。小では足りないかと。大だとどんぶりめしになるそうなので、よほど腹が減ってる時はそれがいいのかな。

とん汁は、器からしてアツアツです。器ごと保温していたのでしょうか?そういえば、ご飯が入っているのがいかにもお椀で、逆にとん汁が入ってる器のほうがお茶碗みたいですね。おそらく、器ごと保温するには、こういう焼ものの器じゃないといけないのではないでしょうか。それにしても熱すぎて、持つのがかなりつらいですねっ(´・ω・`)

このとん汁。実に濃厚な味がします。豚から煮出された脂分が表面を覆っていて、かなりこってり感を醸しだしています。飲んでみると、このおいしい脂分にまけないほどのコクのあるダシに、また濃い目の味噌。これだけの味の濃さならば、そこらへんのラーメンなんかよりよっぽど濃厚でコクがあるんじゃないでしょうか。

また、具の豚肉も、ものすごく煮込まれていて、口の中でとろけるほどの柔らかさ。これは極上です。もっとも、これは狙ってこういう味にしたわけではないような気もします。早朝6:30からすでに美味しく出来上がっているとん汁を、お昼までの時間、いつでも提供できるように保温していたわけですから、その間じわじわと低温で煮込まれている状態になるでしょう。すると、お昼頃に食べると、極上に煮込まれたおいしいとん汁になっているわけです。濃厚でおいしいとん汁を食べるなら、断然昼に来たほうがいいのではないでしょうか。尤も、早朝のほどよく出来上がったとん汁もそれはそれで食べてみたいです。なかなか早朝に来る機会はないし、そもそも俺はあんま朝食を食べないほうなのですが、今度はその時間帯にも来てみたいですね。

人によってはこのとん汁、味が濃すぎると思う人もいるかもしれませんが、俺はこの濃さ、ちょうどご飯に合って美味しいと思います。ごはんも、かたすぎず柔らかすぎず、どちらかというとしっかりめの歯ざわりで、これも実に美味しいです。さすがに、「めし とん汁 常」というだけあって、めしもとん汁も絶品であります。

 

(奥の2つ) かつ煮(¥200) ナス炒め(¥100)

 さておかずが温まってまいりました。かつ煮は、大き目のが3切れほどです。100円バージョンだと一切れだけなんで、断然200円バージョンのほうがお得ですね。これをそのままご飯にのせてカツ丼にしてもいいけど、俺はそのまま食べるほうが好きですね。カツ煮とはいえど、卵とたまねぎの量もなかなかあって、結構ボリュームがあります。味付けも、それほど濃い目ではなくて、おかずの一品として食べるにはちょうどいい感じです。カツの衣は、よくダシが染みこんでふわふわになっています。歯ごたえを望む人には物足りないかもしれないですが、そもそもカツ丼ではなくカツ煮なので、これでいいんじゃないかと俺は思います。

ナスは、かなり濃厚な味噌味で、これ一皿だけでこのご飯全部行っちゃえそうなくらいです。ただのナスじゃなくて、肉も入っていて、唐辛子でピリ辛な味になっていて、これもとても美味いですね。ただこのラインナップだと、もうちょっとあっさりした野菜のおかずを選んだほうがよかったかな。でもこの一皿も実に美味しいです。

これだけ食べると、かなり満腹になり、腹も心も満たされます。昼食としては、なかなか贅沢な気分になりました。これで〆て、650円。

安いっ!とまでは言わないにしても、十分にリーズナブルですね。もしこれで、全部で500円とかだったら、めちゃくちゃ安い!と驚くに値するでしょうけど。

おかずは一品200円ないし100円でめちゃくちゃ安いけども、めしととん汁がそこそこの値段しますよね。ご飯は200円だったし、とん汁も150円で、これ二つで合計350円だから、まあヘタしたら牛丼一杯と同じ値段なわけで、そう考えるとまあものすごく安いというわけではないでしょう。

でも、せっかくの「めし とん汁 常」なんで、めしはたくさん食べたいし、ふつうの味噌汁じゃなくてとん汁が食べたいですよね。だから、これでまあ、妥当なんじゃないかなとは思います。それに、ザ・めしやで食べたらもうちょっと行くしなあ。この美味しさでこのボリュームで、この値段なら、妥当、いや妥当以上でしょう。なにより、この雰囲気と、お店のおばちゃんのほっこりした人間味も含めて、店を出るときにはとっても幸せな気分になりましたからね。こういう、心が満たされる食事ってのは、それだけで素晴らしいものです。

 やっぱり、めしを食わせる店だけあって、おかずやとん汁の味付けはかなり濃い目寄りだと思いました。でも、俺はそれでも、ここの味は好きです。逆に、これだけ味が濃いから、おかずは一品に抑えても十分食事としては満足できるんじゃないでしょうか。そうやって、節約気味にも出来るし、逆におかずをたくさん取って贅沢に楽しむこともできる、そういう選択肢の幅があり、とってもワクワクできるお店だと思います。

 

今日の評価は、: ★★★★4、です!

 

こういうお店、できれば近所に欲しいですけどね。まあでも、俺がよく行く場所の近くなんで、寄る機会はけっこうあります。またいろんなおかずを試してみたいところであります。

こういう昔ながらの個人店って、どんどん減ってしまっているのが悲しいですね。今はたとえ同じ業態のお店だとしても、例えばザ・めしやのように、資本化が進み、システマティックになっていく傾向が強いですよね。そのほうがビジネスとしては合理的だし、お客にとっても、いつでも食べられる安心感があるのでしょうが、しかしその一方で、人情的なもの、あるいは作る人それぞれの一人ひとりの真心などは失われていく傾向にあるのではないでしょうか。人間が人間でありつづけるためには、こういう昔ながらの、個人経営のお店を大切にしていかないといけないと俺は思いますが、みなさんはどうでしょうか。

 

めし とん汁 常

愛知県名古屋市北区大杉3-10-11

営業時間

AM 6:30~PM 14:00

定休日 日曜日、祝日

2020年12月29日火曜日

つけ麺 らんまる RANMARU 牛骨つけ麺

俺は、つけ麺などという、普通のラーメンに比べてスープをケチってるくせにいっぱしの値段を取るボッタクリメニューは嫌いなのですが、近頃よく通る道に新しい店ができて、しかもそれが「精肉店直営」の出した牛骨スープの店とあっては、やっぱり目が留まってしまうものです。この近辺で牛骨ラーメンっていうと、例の家系もどきの雪濃湯とか、もちっと離れるとすっかり資本化して工業ちっくな味になってしまった牛次郎なんかがありますが、つけ麺がメインで牛骨ってのは確かに珍しいですよね。しかも店先に大きく「和牛」と書いてある。和牛ってのは、国産牛のことではありませんよ、黒毛和種褐毛和種日本短角種無角和種の4種に限って、和牛と名乗ることができるわけです。そんなせっかく貴重なお肉を、たかがラーメンなんかに使うなんてもったいないと思いますが、本当に精肉店が経営してるんなら在庫の中から半端モノや売れ残り品を流用できますからね、これはたしかに大きなアドヴァンテージであります。

もちろん、とんこつくん的には、せっかく煮出すなら牛骨より豚骨のほうがいいに決まっていますが、しかし「ラーメン専門店」ではなくて、お肉やさんが出してるラーメンという部分が非常にそそられます。なぜなら、ラーメンよりもお肉のほうが美味しいですからね。たんなる飲食店ではなくて、美味しいお肉を一般客に小売しているようなお店が、自分とこで売ってる肉を使ってラーメンを出すなら、きっとラーメンやさんよりも美味しいラーメンを出してくれるはずだという、淡い期待を持ってしまったわけです。 

しかし、実際にお肉やさんなら、どこにある、なんと言うお店なのでしょう。「らんまる」っていうお肉屋さんは検索しても出てきません。違う屋号で経営しているのかもしれませんが、もしかして、ハッタリだったりしませんかねえ?卸売り専門という可能性も考えられますが、しかし少なくとも「精肉店」を名乗るならどこの店かハッキリさせてくれないと困りますよね。そうじゃないと、精肉店を継ぐのがイヤになったドラ息子が家を飛び出してつけ麺屋を作ったは良いが、売れるかどうか心配なので、反発したはずの親の肩書きの力を借りて売り出そうとしているという、肝っ玉の矮小なロクでもないガキのお店なのかと邪推してしまうではありませんか。というか、実際そうなんじゃないの?どうなの?

とはいっても、 今なら全メニュー500円で食べられるとあっては、ついついふらっと店内に入ってしまうのも致し方ないと思いませんか。やっぱり結局は値段ですよ。美味くても、それとも不味くとも、500円でブログのネタがひとつできるわけですから、慢性ネタ不足のとんこつくんにはおあつらえ向きのお店と言えるでしょう。とりあえず年内はどのメニューも500円で食べられるそうですから、気になる奴は今日明日あたり行ってみてはいかがでしょうか。

 

 

menu
めにゅう


 さて、通常なら、「名物」の和牛牛骨つけ麺が、なんと950円もする!いくら和牛でも、スープをケチってるつけ麺に、950円も出せないよね。これが500円なんだから、今のうちに食べとくしか手はないですよ。他にも、まぜそばの癖に880円もするやつとか、あとは、普通のラーメンは、塩ラーメンしかないようですね。なんでだろ。せっかくなら濃厚な白濁した牛骨白湯ラーメンを出してほしいですがね。出さないのは、やっぱスープをケチってるとしか思えません。こんな、つけ麺みたいなちょびっとじゃなくて、たっぷりの白濁牛骨スープに浸ったラーメンをリーズナブルに食いたいんですがねえ。どうしてそういうメニューは出してくれないんでしょう。ケチくさいですねえ。

 

ウンチ臭い

出ました、こういう気取ったオシャレ臭い店にありがちな、ウンチク。

なんでも、竹筒に「昆布水」が入って提供されるようですね。

あーやだやだ。ただ安易に流行に便乗した感じが鼻について嫌気が差しますね。さしません?

 


 和牛牛骨つけ麺 ¥500


よくあるつけ麺屋と同様に、同料金で麺を大盛にできるようなんで、そうしましたが、ま、大盛ってほどの量じゃありませんね。某店の小ラーメンよりもずっと少ないですね。

なるほど、この竹筒に入ってるのが昆布水ってわけですね。でもこうやって出されると、なんだかまるで、お墓にお供えするお花を挿す竹筒みたいにみえますよね。なんか無理にオシャレ感を出そうとして、辛気臭くなってしまってるという感があります。そのうえ、お花が飾られていないから、雨水が溜まって何日も何ヶ月も放置された無縁仏みたいな印象を受けてしまいますね。これは演出としては大失敗と言わざるを得ないでしょう。

まあいいや。俺はこういう場合、まずつけ汁にはつけずに、麺だけ食べるのであります。

まず温度ですが、うーん、ぬるいとまではいかないけれど、キンキンに冷えてるってほどでもありませんねえ。少なくとも積極的に「冷やす」ということに力を入れていないように思います。まだこの寒い時期だから水道水もそこそこ冷たいけど、これ夏になったら生ヌルいシロモノになってしまうパターンなんじゃないでしょうか?つけ麺は、麺と汁の温度差こそが魅力ですから、麺が冷えてないつけ麺は、ただの汁が少ないだけのボッタクリ商品でしかありません。ここはしっかりと改善してもらいたいところです。

で、麺の味ですが、ちょっと硬いお餅みたいな、くにゃっとした感じですね。低反発まくらみたいな感じです。あれを舌で押したらこういう食感になるんじゃないでしょうか。全粒粉ではないですが、なんだか半粒粉くらいの、殻のかけらが少し含まれてるような感じですね。だけど味にどう影響してるのかはわかりませんでした。ほのかに甘みはあるんじゃないでしょうか。よく噛んで食べないと飲み込めないので、ダイエットとかにいいんでないですかね。

そのくにゃっとした麺、まず下半分を汁につけていただきます。麺のヌルさと違って、汁のほうは、よく煮だっていてアツアツで、つけ麺用の汁としては合格点です。ですが、あまり麺に汁が絡んできませんね。表面にだいぶ脂(牛脂かな?)が浮いているせいで、その下層のメインのスープに到達しづらいように思います。つけ麺に限らず、ざる蕎麦などでも、汁につけるのはせいぜい下半分までにしておかないと、麺の味を殺すし温度差も楽しめないので、そうする人が多いと思いますが、その食べ方だとこの汁の良さはよくわかりません。

なので、仕方なく、俺としては不本意だが、 麺を全部ドボンとつけてみよう。これだと、温度差は楽しめないし、汁はヌルくなるしで良いとこないんだが、確かにさっきよりは汁の味がよく麺に絡んでくる。

だけど、この汁、あまりパッとしませんね。よくあるまたおま魚介豚骨つけ麺とどう違うんだろう。豚骨が牛骨になったことで、なにか大きな変化があるとも思えない。せっかくの牛骨ならではの味わいが存分に生かされているとは言い難く、むしろ豚骨の代用品として牛骨が使われてるに過ぎないという印象を受けますね。魚介はかつお節などの節系と煮干し系が半々くらいな感じですね。酸味があって、細かくきざんだゆず(すだち?)の皮かなんかが入っているようですね。ご他聞にもれず、甘みが強いあたりが俺の好みとは外れるけれど、でも別にそんなにイヤな甘みではないですね。

さて、味変アイテムが大まかに二つ、まず一つ目の、麺の上に乗せられてるスダチ、これを絞ってみます。麺に直接のってるので、麺に直接かけるのがいいかと思いましたがそれで合っているのでしょうか。これはなかなかいいですね。もともとつけ汁のほうにも酸味がついていますが、このスダチの汁を直接麺にかけてからつけ汁につけると、つけ汁のこってり感と実に良く合います。これは絶対つけ汁にしぼっちゃうより麺に直接かけたほうが旨い。だけど、ちょこっとしか入ってないからすぐになくなってしまうのは残念なところ。

も一つが、上記の、うんちクに書かれている、竹筒に入った昆布水ですが、これ本当にただの昆布水ですよ。水に昆布つけたままにしといただけ。煮物料理とか作る時に、最初に昆布つけて一晩置いたりするでしょう。あれと同じやつです。そこに材料入れて、煮込んで、味付けして初めて料理になるので、この昆布水はまだ料理未満って感じですね。少なくともこのままお客に出すような代物ではない。だけど、流行りに便乗して取りいれたんですかねえ。

勿論水分なので麺にかければほぐれるけれど、その分麺がびしゃびしゃになるし、昆布の味が加わったことでなにか特段美味しくなったような感じもしない。むしろ昆布臭くなったとしか言えない。もちろんタダの水をかけるよりなんぼかマシだとは思うけれど、こんな大げさに竹筒なんか入れて出すほどのものじゃないよ。そもそも、麺がくっつかず上手くほぐれるように盛りつけるのがプロの仕事ってもんですよ。それを、てきとーに盛っておいて、麺がくっついたらこの水かけてほぐしてね、では、プロの仕事として、いかがなものでしょうか。

 チャーシューの代わりに乗っているレア牛肉、これはさすがに、めっちゃ旨い!そこらの凡庸な店で出してる、くちゃくちゃした食感のレアチャーシューとは次元が違う。口に入れればとろけて、おいしさがふわっとお口の中に広がる感じです。火の通し加減も絶妙で、これ以上生でも火が通っていてもだめでしょう。これは確かに、お肉やさんだからこそ出せる味だとは思います。

でも、見てわかるとおり、チャーシューというよりもしゃぶしゃぶ肉と言ったほうが適切なほどの薄っぺらさ。一瞬でなくなってしまいます。ラーメンの具材というより、高級デパートの試食コーナーといったほうがいいようなサイズで、せっかく950円も出して食べるんなら、この小ささにガッカリすること請け合いです。もうちょっと安い肉でもいいので、もうちょっと食べたいです。このラーメン(つけ麺ですが)自体が特に高級な味でもないのに、肉だけがちょこっと乗っていて、そこだけがやたらと高級だと、全体としては調和しないですね。肉だけとってつけたような印象が残ってしまいます。それだったら、もっと安い肉を、手間かけて美味しく味付けして、ボリュームたっぷりに乗せてくれたほうが、つけ麺全体としては良かったような気がしてしまうのです。そうでなければいっそのこと、精肉店に行って、この肉を950円分買ってきて家で食べたほうがよっぽど満足できそうです。卵とカイワレは特段どうということもないですが、だからこそこのつけ麺にはよく調和します。

そして、上記ウンチの中に書いてある、竹筒に入った昆布水で最後にスープ割りってやつ。これは最悪ですね。スープ割りってのは、ただ単につけ汁を薄めて飲みやすくするだけじゃなくて、あったかいスープを入れて、冷め切った汁をちょうどいい温度に上げるという役割もあるんですよ。この冷え切った昆布ウォーターでは、 つけ汁も水みたいな温度になってしまって、ひどくマズくなります。濃厚なダシって、脂分もふくまれてるから、ある程度の温度がないと美味しくないはずなのに(だからわざわざつけ麺にして汁の温度を高くして提供するわけでしょう?)、水を入れてしまったら、せっかくの濃厚ダシが完全に裏目にでてしまう。これは本当に大失敗ですよ。まあスープ割りなんて食べ終わった後の余興みたいなもんですけど、でもせっかくのつけ汁を最後まで美味しく食べたいじゃないですか。それなのに最後こんな最悪な気分で食事を終えないといけないだなんて。終わりよければ全てよし、とまでは言わないけど、せめて終わりくらい気分良く締めたいもんですが、このお店はそんなささやかな願いをことごとくぶち壊してしまいます。


うーん。全体として、さすがに肉は最高に美味しかったけど、どうしてもこのつけ汁が、まあ悪くはないんですが牛骨スープである必然性を感じなかったし、それになによりこの昆布水が全てを台無しにしてしまっている。これなら無いほうがいいんじゃないのって思う。スープ割りに使うんなら、あらかじめ温めておいて、お客さんに頼まれたらその都度提供するってほうがいいんでないの?そうしない理由ってのは、ただ単に竹筒に入れてオシャレ感を演出し、お客さんが写真を撮ってインスタグラムなんかに乗せて、勝手に拡散宣伝してくれるというのを狙っただけのように感じるのですが、どうでしょうか。つまり、この竹筒は、CM代なんですよ。お客のためじゃなくて、店が繁盛するために、お客にこんなシロモノを提供しているんです。お金を払うのはお客なのになあ。

これ、500円なら、ああ得した、って気分になるけど、もし950円で食べてしまったら、涙が出てしまうに違いありません。別に、つけ麺としてはそう悪くないですけども、余計な演出だの無駄に高級な肉だの、アンバランスな付加要素のおかげでこの高価格になってるんだとしたら、その分のお金が勿体無すぎて、地団太を踏みたくなること請け合いでしょう。

俺は500円で食べたんで、そんなに荒んだ気持ちにはなりませんでした。むしろ500円で食べるつけ麺としては、それなりに良かったと思います。

 

だから、今日の評価は、: ★★★3、くらいにはしときましょう。

 

この評価は、500円期間だけの評価ですよ。くれぐれも、950円でこれを食べないように、皆様お気をつけ下さいませ。

 


つけ麺 RANMARU

愛知県名古屋市北区大曽根4-1-3 長谷川ビル 1F

営業時間

12月30日までは 17:00~21:00 

1月4日からは

11:30~14:30

17:30~20:30

定休日 日曜日


 

 

 

 

 

 

 

 

2020年12月18日金曜日

熊ちゃんの店 名駅店 みそラーメン

 たまには気まぐれにブログなぞ更新してみようと思ったり。もう誰も見てないかなと思ったんですがこういう方もいらっしゃるようで。

そもそも、もうブログなんていう発信手段は古臭くなってしまってるんですよね。近頃話題をにぎわせているのは、あぶらおばさんとかチン柔(麺固)みたいな、仲間達とつるんでうぇいうぇいヤっているリア充(死語)のツイッター連中どもで、もうブログだの、ウェブサイトだの、そういうのは下火になってしまっているのですね。あるとしても、なんかいかにもデザインが業者っぽい感じの、記事書いて小銭稼いでいそうな連中ばかり。俺みたいな、純粋にラーメンが好きで、一銭ももらえない代わりにどこにも気を使うことなく思うままに書いているブログはもうほとんどネット上には存在しなくなってしまいました。いや、あるんだろうけど、検索しても上記のような業者やフリーライターっぽいブログばっかりで、趣味の個人ブログがあまりヒットしなくなってしまったのはGoogleの罪であります。いやはや、ネットもつまらなくなってしまいましたねえ。

やっぱりスマートフォンが普及してしまって、万人がネットやるようになってしまったせいで、従来のマニアックなパソコンオタクでネクラなネット住人が肩身のせまい思いをさせられているというのが現状でしょう。世知辛い世の中になったもんです。

それに、どうも最近はあまりラーメンも面白くなくなってしまっています。まあそりゃあコロナヴィールスの影響下はしかたがないかもしれませんが、それでも今流行ってる店って、「歴史を刻め」くらいじゃないですか。かなり前からあるのに、なんでいまごろ突然流行りだしたんでしょうか。そもそも、新栄の駅近くにあった頃にくらべると、アクセスもずいぶん悪くなってしまったのに。かえって繁盛しているというのはこれ如何に。

「歴史」 なんて、俺の評価的にはほぼらーめん満のブログに書かれていることに尽きる。これ以上何も付け足す必要がないくらい。ほんと、以前あったやいまでもあるのほうがよっぽどマシ(まあ、大はちょっと俺の好みからすると落ちるかな)。まあ、らけ系はもはやくそガキ連中のせいで、今やまともに食えるのは東片端店のみになってしまったが、当時はこんな悲惨な状況になるとは誰も予想できなかったのではないでしょうか。たしかにHGがオーナーだが、オーナーだから何やったって良いのかというとそれは違いますよね。無能なガキどもを縁故採用するなんて、まともなオーナーのすることじゃありません。

 

てなことを書き殴りたかったわけで、とりあえず俺の発散欲求は満たされたんですが、一応最近食べたラーメンのことも書いとこうかとは思いました。

といっても、熊ちゃんの店、散々語りつくされている老舗ですよね。 まあ今更って感じ。

元々は今池店もあったようですが、現在は名古屋駅ミヤコ地下街のこの一店だけ。

 

どうも、以前食べた経験からすると、ここの味噌ラーメンは、俺には物足りないんですよね。 味噌ラーメンというと、濃厚なダシに、濃厚な調味料を合わせたコッテリしたラーメンを思い浮かべるんですが、どうもそういうのを想像すると肩透かしを食らう。

といっても、このブログを設立してからもう5年、俺ももうだいぶ歳を重ねたわけだし、もちろん濃厚なとんこつラーメンが一番好きではあるんですが、以前は良さがわからなかったいなやの味噌きしめんとかも旨いと感じるようになってきたお年頃ですので、今ならこのお店の味噌ラーメンもわかるかな?と思い、数年ぶりに試してみようかと思った次第であります。


menu


やっぱり、老舗だからとか、古いスタイルだから安いというわけではなさそうですね。看板の味噌ラーメンで770円、結構なお値段ですね。まあでも、塩ラーメンが690円、ここが最低ラインのようですので、お金がない人はこれ頼めばいいわけだから、救済措置はあるということですね。それほど悪質ではないでしょう。

 


 

みそラーメン ¥770


ぱっと見は美味しそうに見えますね。サッポロ風だとするとちょっとラードの量が少ないですかね。

食べてみると、うーん。正直、やっぱり物足りないですね。

どっかで食べたことがある味だと思います。一番近いのは、「サッポロ一番 みそラーメン」でしょうね。あのスープに生めんを入れたらこうなるでしょうね。

あるいは、子供のころさんざん親に連れられて行った「どさん子ラーメン」そのものの味ですね。寸分違わぬと言っていいかもしれません。いや、はるか昔の記憶なんで、なんとも言えないですけどね。でも、どっかでさんざん食べた(食べさせられた)味ということには間違いありません。(そういえばまだ「どさん子」の生き残りが名古屋市にも現存しているようですね。それどころか最近になって新しく建ったりしたようですね。行った事ないけど。そのうち行ってみようかな、なんて気はあまり起こりません)

味噌のイメージのパワフルさは皆無。見た目どおり、油も少なく、コッテリ感もない。ダシなんて、取ってるんだか取ってないんだかわからないような貧弱さ。まさにシャバシャバラーメンであります。

特にチャーシューなんかひどくて、見た目けっこう分厚くて美味しそうに見えるのに、かじってみると、なんのことはない、味付けが過ぎた硬くて出来の悪い中華料理店のチャーシューであります。ほら、お中元やお歳暮でちょっとだけ見た目高級っぽいハムをお父さんがもらってくることがあるでしょ。ああいう、ぱっと見高級っぽいだけのあまりおいしくないハム、あのイメージに近いですよ。

麺は中くらいの太さの普通の麺。かん水よりもたまごを中心に使用しているのでしょうか、あまりちぢれが少ないところは北海道っぽくないところかな。わりと麺は旨いですよ。

もやしとネギはまあ普通。メンマは、出来合いっぽい感じの、あまり食感がなくて味付け過多のやつですね。


うーん。これは、オールドスタイルの、古き良きを楽しむ、懐かしの味、というよりは、ただ単に未発達の出来損ないの味という感じしかしないなあ。

こういうのにノスタルジーを感じる向きもいるんでしょうかね。俺としては、特に懐かしさがこみ上げてくるわけでもなく、ああ、昔の平凡な味噌ラーメンってこんなんだったよね、って感じ以上の何ものでもないですね。 

残念ながら、今の俺にも、これの良さはわかりませんでした。いや、もしかしたら、このラーメンを味わうには、俺ではまだ若すぎる、のかもしれません。うーん、どうだろう。

 

名古屋駅にある店なのに、名古屋っぽさは皆無ですね。かといって札幌味噌ラーメンとしても出来が悪い。 こんなの、わざわざ名駅で食べなくてもいいよね。むしろ、このミヤコ地下街の隣のカレーやさん「タンドゥール」で食べたほうがよっぽど有意義だよ。

この付近歩くとタンドゥールから美味しそうなカレーのにおいが漂ってくるんだよね。それでつられてふらっとそっちに入ってしまうんで、この「熊ちゃんの店」はなかなか食べる機会が無いんですよね。でも数年に一回、気まぐれで入ってみたりする。それで、いつも同じような感想を持ってしまう。全く、なにに期待しているんだか、自分でもわかりません。

 

行列ができるような流行の店は俺は嫌いですが(だって待つのが嫌いですもん)、こういう地味ながら根強く営業している昔からの老舗はなるべく好きになりたいと思っている俺ではありますが、残念ながら、この「熊ちゃんの店」には、心躍るものがなに一つありませんでした。

 

今日の評価は : ★ 1、になります。

 

厳しい評価になってしまいました。もう、こういう店は味の改善とかはしないでしょうね。だってこれで充分やっていけるし、変えてしまったら従来のお客さんが遠のいてしまう可能性がありますからね。

少なくとも、俺はお呼びじゃなかった、ということでしょう。

 

熊ちゃんの店 名駅店

愛知県名古屋市中村区名駅4-9-10 ミヤコ地下街内

営業時間

月~金 11:00~21:00

土・日 11:00~20:30

定休日 第三火曜日


 

 

2020年6月5日金曜日

平田屋 ひらたや ラーメン

家系ラーメンなのに平田「家」ではなくて「平田屋」とはこれ如何に。
まあ多分、「」監修とのことだから、と同じく、家系でありながら店名に「家」がつかないというスタイルを踏襲しているんでしょうかね。
正直、愛知、名古屋に乱立する「家系ラーメン」(いえけいラーメン)と称する店群についてはいささか食傷気味のとんこつくんであります。勿論、とんこつをコッテリ煮出した本当に美味しい家系ラーメンは俺の大好きなジャンルなんですけどね。そもそも俺は「しげ家」を食べて家系ラーメンにハマったわけです。2002年当時、愛知県ではよほどのラーメン好きの間でも「家系ラーメン」という言葉すら知られていなかった中、ただ一人研究に研究を重ねて本格的な家系ラーメンスタイルを確立したしげ家は大変に素晴らしい功労者だと思います。それなのになぜ、愛知県ではこうも過小評価されているのでしょうか。腑に落ちません。
その後、熱田イオンのラーメン哲人館に本場の「六角家」が来て、あれも本当に美味しいラーメンでした。今思えば、あんな集合商業施設であれだけの味のラーメン出してたのはすごいことですね。今の駅麺通りとか、簡略化されたキットを使って本店より不味いラーメン出してますからね。逆に当時は、今のような、そういうキット化などの方法論が確立されていなかったから、真面目に本店どおりの味を出していたのではないでしょうか。そう考えると、技術の進歩ってのも考え物です。もちろん技術の進歩は大事なんですが、それが商業的に扱われてしまうと、クオリティの落ちる商品で客を騙す卑劣なテクニックと化してしまいがちなものです。
そんなわけで、現在の名古屋にはびこる「家系ラーメン」と称する店は、未だに当時のしげ家と六角家に及ばないと思っているとんこつくんであります。
なので、愛知ではなぜか評判の良い「」も、俺にとっては、ろくに豚骨のダシも出ていないクセにやたらとしょっぱいだけの、なんちゃって家系ラーメンに過ぎないのであります。なんでこんなのが人気なのでしょう。おそらく、よりももっと酷い、資本主義的家系チェーンが乱立したからでしょう。たしかにそれらに比べたら、侍はまあマシなほうと言えるでしょう。ですが、しげ家や六角家に比べたらずいぶんとインスタントなラーメンですよ。

‥‥そんなワケで、話が「侍」のほうに逸れてしまいましたが、まあその侍監修とやらのこの「平田屋」、特に期待も何もしていなかったのですが、たまたま用事があって、時間までに少しあったので、昼飯がてら食ってみようかと思いました。

 

店へ入ると、切り盛りしていたのは、いい歳こいたオッサンと、とっくに女としてのピークは過ぎ去ったババアの夫婦。こんなトシになって、初めて独立してラーメン屋を経営するなんて、どんな人生なのでしょうかね。今まで侍かどっかのラーメン屋で働いてて、満を持して独立、なのか、全く他業種で働いててラーメン屋経営に夢を見て侍に監修を依頼して独立、なのか、どうなのでしょうかね。
まあ、なんにしても、せっかく独立するのに、他人に教えてもらった味のラーメンをせこせこと調理して売るだなんて、面白くない人生ですよね。独立するなら、自分で自分の味を編み出さなくちゃ。しかしまあ、自営業の生活に突入するのに不安があるというのはわかります。でも、だからといって、侍やらなんやらの既存店からアドヴァイスを受けたところで、同じように売れるかどうかはわからんし、売れなくたって自己責任なんだから、どっちみち同じことだと思うんですよね。どっちみち茨の道なのであれば、人の言いなりになるんではなく、自分の人生を歩まなくちゃ。
そういう意味では、この店主夫婦の心意気からは、あまり美味しいラーメンを食べられる期待は限りなく薄いように思ってしまいますね。

まあいいや、ランチタイムでご飯が無料だそうなので、「ラーメン」の食券を渡しつつ、ご飯も頼みました。
ところが、5分待っても、10分待っても、15分待っても、 ラーメンは出てこない。店内はそこそこお客は居れど、満席というわけでもないし、たかがラーメン一杯にこれほど時間がかかるとはさすがに予想できなかった。おいおい、俺この後予定あるのに、これじゃあ遅れちゃうよお。早くしてくれよ。






俺の焦燥をよそに、店主夫婦はダベりながらゆったりのんびりとラーメン作ってる。頼むから急いでくれよ。もう食べずに出てしまおうか、いや、しかし、もう作り初めてしまっているだろうからキャンセルもできないだろうし、ああ、どうしよう、とにかくラーメンが来たら超高速でかっこむしかない。もうじっくり味わっている暇などないよ。

ああ、そんなゆっくりとした動作でドンブリなんか取らないでくれよ、こっちはもう一分一秒を争そう時刻なんだから。

ようやく俺のところにラーメンがやってきたのは、入店からゆうに20分を過ぎた頃だった。
遅いよ、遅すぎるよ。
大して混んでいるわけじゃないのに、この遅さは一体なんなのだ。


平田屋 ラーメン ¥750

さて、俺はこの後大事な予定あるんで、その目的地に時間通りにたどり着くには、逆算して、このラーメン、3分以内でかき込まなければならない。いくら俺でも、このアツアツのラーメンを3分以内で食えるかどうか、さすがに自信がない。とにかくもう味わっている場合じゃなく、この目の前の麺と具を、制限時間内にいかに制圧するか、もうそれしか考えられないのだ。

とにかくスープをまず一口。
うん、薄いですね。いわゆる、しゃびしゃびっていうやつだ。
とんこつの旨みがイマイチ出ていない。豚骨らしいゼラチン質のトロミも全然ない。それでいてやたらとタレの味が濃くてしょっぱいのは、たしかに「侍」の味に通じるところがあるね。もちろん悪い意味でね。
しかしそんなことを気にかけている場合ではない。とにかく麺を食べきらなくちゃ。

麺はちょっと、変わってますね。
これは侍のやつとはまた違う麺じゃないでしょうか。
家系らーめんとしてもかなり太めで、ストレート。表面がすごくツルツルしている。それでいて食感がぷりぷりしている。なめらかで、弾力がある。加水率がだいぶ高いのでしょうか?これはよくあるごわごわ系太麺とはずいぶん趣が異なりますね。
ここまで表面がツルツルしている麺は、家系の中では珍しいのではないでしょうか。いや、俺本場の家系は「六角家」しか食ったことないから、こういうスタイルの店もあるのでしょうか。
まるでヤスリで砥いだかのように、表面がツルツルしているので、これじゃあスープを持ち上げないんじゃないのかと思ったけれどさにあらず。意外とこれ、スープと絡むんですよね。不思議。
だけれども、せっかくスープと絡む麺なのに、肝心のスープが前述のとおりしゃびしゃびで全然美味しくないから、この麺をすすっても一向に美味しくありません。
ただ、この俺の一分一秒を争そう状況下では、しゃびしゃびで旨みに乏しいことがかえって幸いしたかもしれません。味わう暇もなく、とりあえずかっこまないといけないんですから、味が薄っぺらくて水っぽいほうがかえって好都合なのかもしれません。

しかし、具はひどいですね。海苔も大した大きさではなく、特筆すべきことはなし。ほうれん草も、家系によくある、一度凍らせたものだ。しかも量は少ない。チャーシューが特にひどくて、パサパサの味の抜けきったインスタントチックな代物だ。昔の中華料理店で出でくる昔ながらの貧弱なラーメンに乗ってるやつと同等な、あるいは、昔の、生めんタイプのラ王に付いてくるレトルトパックのかやくのチャーシューみたいな、まるで肉の抜け殻みたいな侘しい味、というのは言いすぎだろうか。とにかくこの現代に、お金を出して食べるような代物ではない。

あっ、そういえば、俺ご飯も頼んだんだよなあ。この店主、しれっと忘れたフリしてるよな。と思っていたら、食べている最中に「あれ、ご飯もご注文でしたっけ?今から出しますか?」などと言われた。
冗談じゃない。お前がラーメン作るのが遅すぎるせいでこのラーメン3分でかっこまなければならないハメに陥ったんだ。これ以上ご飯追加とかやめてくれよ。
さすがに俺も腹立ちを隠せず「もういらないです、時間ないので」と言い返しました。

散々けなしたけど、実際のところ、よくある金山家とか片場家とかガチ家みたいなセントラルキッチンの工業スープをふんだんに使った粗悪なチェーン系家系ラーメンもどきとは違って、一応ちゃんと豚骨を煮出した味はする。そういう意味では比較的まともな家系ラーメンではあるのだろう。
しかし、まともな家系ラーメンの中では最低レベルの味であることは上記の通りだし、それにもまして、あまりにもラーメンの提供時間が遅すぎる。
人間、我慢できることとできないことがある。行列なら、俺は並ばないだけだし、待たされるのを我慢できる人は並べばいいだけだが、行列も出来ていないのに、こんなに待たされるとはさすがに予想だにしなかった。新店だからオペレーションが不完全云々言うこともできるかもしれないが、いちおう既存店の侍が監修しているということで、そういう部分を含めて(いやそういう部分こそ)問題はないものなんだろうとタカをくくって入店したが、ものの見事に裏切られた。

というわけで、この「平田屋」、急いでいる人にはとうていおすすめできないし、急いでいない人にとってはとても美味しく味わえるシロモノではないのでやはりおすすめできない。
この店主夫婦、一体何を考えているんだろう。こんな歳にもなって、こんなロクに特徴もない美味しくもない家系ラーメン屋を出して、生活していけるくらいには稼げるとでも思っているんだろうか。
こんなお先真っ暗な店を作ってしまって、おまけにこんなどうしようもないババアと結婚してしまって、この店主、哀れでならない。もっと自分をしっかり持っていたら、こんなハメに陥ることもなかっただろうに。人間、自己アピールばかりなのもどうかと思うが、かといってここの店主のように自分がなくて周りに流されてばかりというのもかなり問題だと思うのだが。
この店、どうせ上手くいかなくて半年後か数年後には潰れるだろうから、その時にこのクソババアとも離婚して、人生やり直して、晴れて若いかわいい女性と再婚し、今度こそ自分独自の味で勝負できたらいいですね。どうかそうなるように俺も影ながらお祈りしようと思った次第であります。

てなわけで、こういう店は潰れてくれたほうがいいので、

今日の評価は: ★ 1、です。

まっ、近いうちに潰れるでしょう。コロナ流行にもかかわらずまだ続いてるのが奇跡なくらいです。

そういえば、俺はといえば、結局なんとか3分でこのラーメンかっこんで、この後の仕事にはギリギリセーフで間に合いましたとさ。
あと30秒遅れてたらやばかったかも。ヒヤヒヤものです・・・

横浜家系ラーメン 平田屋  
愛知県名古屋市西区上小田井1-48
営業時間
月、火、木~土
11:00~14:00
17:00~24:00
水曜、日曜
11:00~14:00 昼営業のみ

定休日:不定休だそうです。こういうのさすがに困るよね