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2016年3月7日月曜日

とんこつラーメン 一兆 とんこつ野菜

ここもだいぶ前から気にはなっていたんですが、なかなか行く機会がなく何年も経ってしまいました。2014年に現在の場所に移転したそうです。
ここの野菜ラーメンが、盛りがいいと評判のようです。二郎系に迫る勢いだとか。これは一度たべてみなければいけない。それに、とんこつラーメンと名乗る店で、俺が行ける範囲にある店はとりあえず全部行ってみなければいけないのだ。身近に、極上なとんこつラーメンがあるのを見落としているとしたら、とんこつくん失格ですからね。ま、いりなか駅なんて全くなにも用事が無いのだが、やはりここはドニチエコを使って用事のついでに寄るのが鉄板でしょ。




一兆 とんこつ 野菜ラーメン ¥780

わぁお。こりゃなかなか凄い盛りだなあ。東京の、二郎各店ほどではないけど、伏見「」の野菜マシくらいはあるんじゃないか?さすがにマシマシほどはないけども、そこらのなまなかな二郎モドキよりもよっぽど豪華な盛りだ。ら・けいこ系のプレーンの3倍はゆうにあるだろう。余談ですが「なまなか」って、なんだかエロティックな響きがすると思いませんか?いや、これは蛇足でしたね。とにかく結構な盛りである。まあ、でも二郎とか二郎モドキ系の店だと、野菜マシなどは無料でやってくれるから、普通のラーメン¥680に100円上乗せでこれだけ野菜がてんこ盛りになるってのは、コストパフォーマンスが良いのか悪いのかはイマイチよくわかりません。が、マシにしても大して増やしてくれない店もあるから、100円でこれだけの盛りを保証してくれるんなら良しでしょう。
それにこの野菜にはモヤシキャベツだけではなく、人参と玉葱も混じっていて、さらに上にはネギがぱらっと散らしてある。栄養価的にはこの分量ではたいした影響は無いかもしれないが、見た目的に彩が鮮やかになって気分が良い。俺はあんまりにも見た目がおシャレすぎるラーメンは好かんのだけど、こういうささやかな彩りなら大歓迎だ。

しかしそれにしても、こういう、野菜がてんこ盛りで且つ、麺が細麺ってのは結構新鮮ではある。二郎系でもらけ系でもこういうのは太麺と相場が決まっているから、典型的な九州ラーメンのような細麺でこのような野菜てんこ盛りという組み合わせは他にはなかなか無い。
まあラーメン福で野菜多めに注文すればこれに劣らない盛りにはなるけど、俺の知る範囲では「野菜てんこ盛り+非太麺」という組み合わせは一兆の他にはラーメン福と、今はもう無き知る人ぞ知る深夜の今池の雄「大丸ラーメン」くらいしか知らない。それらはすべて、昨今の「二郎系ブーム」の影響とは全く関係なく、独自に築き上げられたスタイルだということは注目に値する。二郎の真似事をしている凡百のガツ盛りラーメンとはまるで一線を異にして考えるべきだ。

しかし、残念ながら、この一兆のラーメンのベースになる部分のとんこつスープは、九州ラーメンとしては、超、極ライトなものだと言えるだろう。しゃびしゃびだと言って過言ではない。いや、誤解しないで欲しいのだが、薄いのはダメで濃けりゃ良いと言っているのではない。本場博多にも、濃度は薄くてもとても美味しいというとんこつスープはある。名古屋だと、マルナカ第二ビルにあった頃のまるしば屋がそうだった。この一兆のスープもとんこつの濃度としては超薄味だけど、それでもきちんと豚骨を煮出した自然な味がするのは間違いない。スガキヤとか、銀次郎とかそういうのみたいな、あからさまな人工スープとは全く一線を異にする。きちんと美味しいスープではある。
だがしかし、やっぱり限度ってものはある。いくらきちんとしたライトトンコツとは言え、水分を多く含んだ野菜をこれだけ大量に乗せれば、薄味すぎて物足りなく感じてしまうことは免れない。野菜だけを食べるわけでなくスープだけを飲むのでもなく、スープと野菜と麺を同時に口に入れるわけだから、元から薄味目のスープだとどうしても野菜に負けてしまう。やはり二郎系やらけ系の、どぎついくらいの醤油濃さや化調強さ、脂の多さというのは、大量の野菜と合わせるのには理に適っているのだ。そういう意味ではなんとも、このスープでは頼りない。
その上、これだけ大量の野菜をやっつけなければいけないのに、麺が博多らしく低加水の細麺なわけだから、いくらバリカタで頼んでも、よほど急いで食べないと後半どうしても伸びてくる。俺はわりと食べるの早いほうだけど、それでも最後の3割くらいは、やわめんを食べることになってしまった。まあ、不味いわけではなかったけど、俺よりも食べるの遅い人はこれはキツいだろうなあ。
要するに、超ライト博多ラーメン+大量の野菜、という組み合わせは、ミスマッチングなんじゃないのかと思ったのだ。なかなか他では見ない組み合わせだが、やはり他で見ないというのにはちゃんと意味があるのだ。これだけの野菜を、麺がのびないうちに食べきるというのは、10代の男子学生くらいしか出来ないんじゃないか?そして、10代のコッテリしょっぱい好きの若造が食べる物としてはあまりにも、あっさりとおとなしすぎる。結局、誰に向けて作られたラーメンなのか?いまいちそれがわからない。たぶん、誰が食べても、それぞれに不満が残るような、不完全な完成度なのではないでしょうか。
まあ、ラーメンとしてはかなり健康に良さそうなほうではある。麺の量は二郎系に比べて少ないから炭水化物過多にはならないだろうし、脂も少ないし、しょっぱさも薄め、それでいて野菜は大量。しかしこの大量の野菜を食べた後の感想は、「家で自分で作った野菜炒めを食べたような気分」だ。ラーメンというのは、庶民的な価格で、いかに家では味わえないような贅沢な気分を味わえるか、というのが主眼だ。味まで庶民的で、これだったら家でも同じようなのを作れそうだとなれば、これではラーメンとしての存在意義は薄い。この一兆の野菜ラーメンは、まさにそのような、ラーメンとしての意義が薄い、未完成な食べ物だと言わざるを得ないだろう。

今日の評価は:★★ 2、です。

うーん、惜しいなあ。もうちょっととんこつが濃かったらなあ。二郎モドキはさすがに食傷気味だから、それとは違う美味いラーメンになりそうだったのに。残念。

とんこつラーメン 一兆
名古屋市昭和区隼人町8-15
11:30~14:00
18:00~22:00
定休日:月曜

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