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2016年4月29日金曜日

三代目 溝口屋 肉の日

あまりこの店は行かないのです。いわゆる二郎もどきですから、やはりどうしても本物の二郎に比べると劣ってしまうことは否めません。麺の量は「小¥700」で150gとかなり少量ですし、自家製の麺自体も太いというだけで決して二郎っぽくはありません。汁も、二郎っぽいクリーミーな乳化した感じではなく、どちらかというとら・けいこっぽい、醤油のカドが立った感じでちょっと様相が違います。
まあ、とは言っても、他の凡百の二郎もどきに比べたらだいぶマシなほうだとは思います。二郎風ではなくまた別の食べ物だと思えば、そんなに悪いものではないでしょう。しかし、やはり価格からするとちょっとコストパフォーマンスが悪いといわざるを得ません。
それに、すぐ隣に、かの有名な「新谷」が店を構えているのです。新谷も以前に比べてずいぶん値上がりし、以前ほどのお得感は無くなってしまいましたが、それでもあのとろっとろに煮込まれた美味しい美味しいチャーシューをたらふく食べることができて満足感が大きいので、どうしてもこの辺りでラーメンを食べるとなると、新谷のほうに足が向いてしまうのです。

しかし、この「三代目溝口屋」も、月に一度、毎月29日になると、是が非でも訪れたくなるものです。
というのも、29日は、肉の日ということで、希望者は通常の肉マシにさらに追加で肉を増やすことができるのです。普通のラーメンではだめで、肉マシ、つまり「小肉¥800」か「大肉¥900」を買わなければいけないのですが、しかしこの日に限っては、このお店のコストパフォーマンスが飛躍的に上がるのであります。やはりこれは隣の新谷に対抗しようとしているのでしょうか。元々この溝口屋は、当初は自家製麺を謳い文句にしていたのですが、年数が経つにつれだんだんと肉もウリにするようになってきました。いくら麺に特色があると言っても、それだけでは肉の魅力には勝てないと思ったのかもしれませんね。


ふと麺 小肉 ¥800 肉二枚まし ヤサイニンニク


どうでしょうか。¥800でこれだけ肉がたくさん食えるのなら、まあ素晴らしいのではないでしょうか。
肉一枚ましと二枚ましがありますが、当然俺は二枚ましです。初心者は一枚から、と書いてありますが、実際どうなんでしょうか?初心者かどうかなんて、たぶんイレズミの店主さんはいちいち覚えてないと思いますから、大丈夫なのではないでしょうか。
お残し厳禁、と書いてありますが、たしかに素晴らしい盛りではあるものの、それほど恐るるには足らないと思います。このくらいならまあ、一般的なラーメン好きなら残さず食べきれるのではないでしょうか。それとも脂身が苦手な人は難しいですかね?自己判断でお願いします。

さて、このチャーシュー、かなりかみ応えがある。肉本来の弾力性を存分に生かした仕上がりと言えるでしょう。下手に急いで食べると歯に詰まるので、たくさんありますが、ゆっくり一つずつよく噛んで食べましょう。
味付けはラーメンに使っている醤油だれと同じものかな?かなり醤油の味が染みている。ガブっと噛むと、肉の凝縮された旨みと醤油の味がじわっと口に広がって、まさに「肉」というものをガツガツむさぼり食う、ダイナミックな愉悦を、心ゆくまで謳歌することができる。
俺は基本的にはチャーシューはとろとろ派ですが、しかしこれはこれで、とっても素敵なお味だと思います。
新谷のあの、お口の中でほろほろっととろけるような、優しいチャーシューも美味しいですけど、この、肉肉しさがぎゅっと詰まった溝口屋の肉もなかなか捨てがたいもんです。がっつり肉を頬張っているという感触を、思う存分楽しむことが出来ます。これは、まさに対照的なタイプながら、甲乙つけがたいものです。これをこんなにたくさん味わうことができるなんて、なかなかに快感ですよ。

スープは、以前に比べると、豚骨の白濁具合が減り、醤油だれのカドがよりきりっと立っているような気がする。これは、「醤油ラーメン」と言って差し支えないでしょう。尤も、化学調味料の味もかなり強く効いています。これは醤油だれの中に入っているのではなくて、醤油だれとスープを合わせるときに、ひとさじドバっと入れているようです。醤油だれ自体は、ほとんど、或いはもしかしたら全く化学調味料を使っていないような感じです。だからこそ、この醤油の強い風味がしっかりと立っているのでしょう。「まつ子。」とかが好きな人は、このスープも好きなんじゃないかなあと思いますがどうでしょうかね。
自慢の自家製麺は、確かに小麦の味がすごくするけど、弾力というよりもぼそっと硬い感じがします。どちらかというと、手打ちうどんとか、すいとんとか、ああいう感じ。実は、俺はそこまでこれは好きでは無いのです。ちょっと素人っぽさを感じる。「よーし、お父さん、今日はがんばってうどん打っちゃうぞ」「わー、お父さんの作ったうどん、美味しいねっ」という、休日の一般的家庭の一場面を思わせる味。確かに美味しいには美味しいんだけども、それは素人くさい美味しさであり、どこかプロの仕事としては違和感がある、っていう感じ。(昔、伏見に店があったころの三郎の三郎二郎の「超極太麺」にも同じような感想を抱きました)

まっそれでも、これだけ肉肉しい肉をたらふく食えるんだから、そこらへんはまあ、置いといてもいいかなって感じ。
平常どおりの営業日にはあまり食指が動かないものの、この毎月29日の肉の日だけは、何を置いても食べに行きたくなる。そんな危うい魅力を備えたお店であります。

今日の評価は:★★★★★  5!です!

あくまで、「今日の評価」です。29日以外の日は、星2か、良くて星3くらいでしょう。やはり麺が好きではないし、コストパフォーマンスもあまり優れない。でもこの肉には、それを補って余りある魅力がある。

三代目 溝口屋
愛知県名古屋市守山区四軒家1-1578 マンションスピーリア 1F
11:30~14:30
18:00~22:30ごろまで
定休日:水曜日

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