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2016年9月10日土曜日

男そば 連獅子

この店、ずっと以前から気にはなっていたのですが、いかんせん食指が動かずに何年も行かずじまいになっております。
この塩釜口駅付近、この店以外に、行きたい店がたくさんある。かの一陽軒もあるし、ややライトだけど美味しい家系の英吉家もある。
ラーメン以外でも、ボリュームたっぷりの洋食工房パセリ丼いなはん、まだ行ったこと無いけどあいたるや(AIUEO植田)ってのもある。他に選択肢がありすぎるんですよね。
それに、いくらボリューム系とはいえ、やはり基本メニューが850円ってのはいくらなんでもコストパフォーマンスが悪いし、それに学生だと700円で食べられるものが学生じゃないと150円も値上がりするってところが気に食わないです。つまりそれは、700円でも充分利益が出るっていうことであって、学生という肩書きを持っていない人はさらに150円も余計な儲けを上乗せしてあげなくちゃいけないってことでしょ。お店にそんな優しくしてあげるほど俺慈悲深い人間じゃありません。むしろ、いかに店に得をさせずに俺が得するか、というのをモットーとしている人間であります。
それに、イマドキ、学生のほうが金持ってるはずですよ。親から仕送りもらって自分は勉強もおろそかにしてバイトにかまけて、そんな奴らよりも社会人のほうが、とりわけ会社などの法人に従属していない自由業、フリーランスの働き手のほうがよっぽど金がないわけであります。そこんとこ、この店に限らず「学生料金」として割り引くお店全般は、勘違いしてるような気がしますがいかがでしょうか。
それでもまだ借金がない人はマシで、自分で会社を起した自営業の方なんて、成功すればいいけど必ずしもうまくいくわけにもいかなくて、かなり悲惨な状態に陥っている方も多々いらっしゃいます。赤字を挽回するために資金を借りて営業し、それがさらに赤字を生む、といった悪循環に陥って、何千万、何億単位で借金がかさんでしまったという話もたまに、それも身近なところで耳にします。ギャンブルの借金は同情の余地なしですが、事業となると・・・気の毒としか言いようがありません。そういう方々にはいっそのこと、食事くらいタダで食べさせてあげてもいいくらいじゃないか、と思うのですが、やっぱりそうも行かないのでしょうかね。
でもそんなわけで、悠々と暮らしてる学生どもには安くして、社会に揉まれて苦しんでいる大人からは高額料金を取るという、そんな無慈悲な店には行かないのが俺のスタンスであります。

もうひとつこの店に食指が動かない原因としては、人によってかなり評価が分かれるのですよね。やっぱりコスパの悪さを指摘するも多いし、味としても「ら・けいこ」を薄っぺらくしただけのようだという話も聞くし、結構評判が悪いかと思いきや、アキちゃんみたいにお店にべったりな人もいます。まあアキちゃんは味よりも自分をちやほやしてくれる店のほうが好きなんだとは思います。だって女性だし。女の子はいくつになっても周りにちやほやしてもらいたいものなのですね。
まあ、でも、アキちゃんともあろう人が、まずい店を、ただ自分をちやほやしてくれるというだけで持ち上げるはずはない、って思うじゃないですか。だから、まあ、不味くてもたかだか850円、いや、交通費入れるともうちょっとかかるけど、人生勉強だと思って食べに行ってみました。

入り口はアタマぶつけそうなほど低い。実際俺帰るとき頭ぶつけちゃったんだけど、でもぶつけたときに店主さんが「あっ、入り口低くてすいません」と謝ってくれるようなこともなく、なんだか頭を殴られたのに謝ってもらえなかったというような、いくぶん不愉快な気分になりました。みなさんも不愉快な気分にならないように、入り口には気をつけてください。
中の空間は、席数のわりにはやたらと広い。ラーメン屋というより、古民家って感じですかね。のんびりしたいところだけど、ラーメン屋だからそうも行かない。いや、それは俺が一見だからかな。アキちゃんくらいの常連になったらちびちび飲みながら長居するのもできるのかな。一見に冷たく常連に優しい店って俺嫌いだなあ。
ラーメンが出来上がると、店主さんが「大丈夫だったら後ろにあるニンニク入れてください。ニンニク入れてラーメンが完成です」と言ってきた。その後ろにあるニンニクをつぶすためのニンニククラッシャー、水に浸かってあるんだけど、これが澱んだ濁り水。えーこれ使わなきゃなんないのかよ、って気分になるけど、でもたしかにニンニク潰したあとに水に浸したらこうなるわな、と思った。一粒つぶすたびに水を交換するわけにもいかないから仕方ないのだろうけど、でもこれは食欲をげんなりさせるぜ。なんとか他の方法はないのかね。



連獅子 男そば ¥850

どんぶりを受け取ったとき、「うわっ、軽~」と思った。こんなショボいボリュームで¥850かよ、と一瞬思ったけど、食べてみたらそう物足りないわけではない。つまり、どんぶり自体がプラスチック製の超軽量だったのだ。でもこれ最初のイメージは良くないよね。まあ女の子にも持ちやすいようにしたのかもしれないけど、それなら「男そば」って名づけるなよ、って感じ。
味は、あっ、なるほど。これは確かに、女子らけっぽい味だ。
女子らけライトヴァージョン、って感じかな。
ライトとはいっても、別に女子らけをショボくしたという感じではなくて、味わいはかなり軽くなったけど、そのぶん食べやすくなって、これはこれで悪くないかなあと思った。その点、二郎をあからさまにショボくした「あっ晴れ」なんかとは比べ物にはならないですね。
醤油タレのカドがきりっと立っているあたりはかなりらけいこに似ている。化学調味料もしっかりと良い感じに効いている。しかし、スープのボディはかなりライトですね。とんこつ系の出汁は控えめにしてあるのかもしれないけど、でも味が薄くなったのではなくて、軽くなった、という感じです。
ほら、赤ワインでも、比較的軽口なのと、めちゃくちゃ重たーいのとあるじゃん。でも、別に軽いからまずいというわけでもないし、重ければ高級ってわけでもない。それぞれに良さがあるでしょう。女子らけとこの連獅子を比較するなら、そんな感じです。
若干酸味も感じるのだが、これは醤油(あるいは「たまり」)の発酵によるものなのだろうか?それとも、隠し味的に柑橘類とか梅とかアムチュールなんかを入れてたりするのかなあ。その可能性は否定できない。こういうの正確に分析できたらラーメン批評も楽しくなるんだろうけどなあ。修行が足らなくてすみません。
肉も、なんか女子らけみたいな噛み応えのあるやつだ。しかし心持ち、脂身が多いかな。俺は脂身の割合が高いのは結構好きです。近年の女子らけは肉をケチるようになったから、それと比べて特にこの連獅子の肉が小さすぎるとは感じなかった。まあ小ぶりではあるけれど。
野菜は、しゃきしゃきして旨い。これも女子らけに比べるとモヤシの割合が多いけど、でも似た雰囲気である。
特筆すべき、女子らけと大きく違う点は、麺ですね。これは全然違う。写真ではよくわからないかもしれないけど、テカテカと、半透明になっている。おそらく、かなりの多加水麺なのであろう。これは至極もちもちと美味い。かといって固さも相当なかなかのものだ。この固さともちもち感を両立できるのはすごい。これはたくさん食べても飽きない味だと思う。かん水もかなり使っているのだろうけども、でも醤油タレが強く立っているせいか、かん水臭さはほとんど感じずに、美味しい食感だけを楽しむことが出来る。これは、女子らけにはない楽しみだ。
全体的には女子らけインスパイアというか、女子らけを食べやすくした感じ、と言えるかもしれないが、この麺の特色によって、ただのパクリという域は脱しているように感じる。確かに女子らけよりもだいぶ値段も高いけど、でもこっちのほうを食べたくなる気分になる時も、日によってあるのではないだろうか。その意味では充分、利用価値のあるお店だと思う。
これを食べながら俺は、溝口屋を思い起こしていた。あれも女子らけに似た醤油タレのカドが立った味で、そして麺に特色があるというパターンだが、でもあそこの麺はあからさまに小麦の味すぎて、好きな人は好きなんだろうが俺にとっては素人くさく感じてしまうのだ。それに対してこの麺は、これだけ食べていて楽しい食感を生み出したという点でエンターティメントであり、要するにプロの仕事である。その分だけ、こっちの連獅子のほうが俺はアドヴァンテージがあるような気がする。

まあ850円という高価格に見合うだけの味であるかどうかは疑問が残るが、全体としてなかなかのラーメンだとは思う。
だけど、なんとなく、このお店を出たときに、ああ、美味しいものを食べて良い気分になった、という気持ちになれなかったのだ。なんというか、こう、もやーっとしたものが残る。これは、どうしたことだろう。
店主にこういう質問をしてみたのだ。

とんこつ「このお店、営業時間が、売切れ次第終了って書いてあるけど、普段だいたい何時くらいまでやってるんですか?」
店主「わからん。俺の気分次第。俺仕事嫌いだからね、イヤになったら閉めるのさ」
とんこつ「とは言っても、せっかく来てやってないのも残念だから、おおよそを教えてください。21時ころはまだやってます?」
店主「うーん、まあ21時だったらおおむねやってるけど、でもわからん。俺仕事嫌いなんで」
とんこつ「じゃあ今日食べられたのは幸運だったのですね」
店主「そう言ってもらえると。」

まあいかにも人懐っこい、おおらかな店主、という印象を一瞬受けるのだけど、でも客に対して「俺仕事嫌いだから」って平然と言ってしまったり、お客への迷惑も考えずに営業時間をてきとーにしてしまうのは、つまりそれって大らかさのフリをした怠慢だろう?って思うのだ。たしかにこの店主の受け答えってさわやかで不快感を感じるところは微塵もないけれども、でもその人当たりのよさで怠慢ぶりをケムに巻かれたような気がしてくるのだ。
こいつは、人のいいフリして、平然と自分の怠慢を自慢しているのだ。そう考えると、この店主の不誠実さが浮き彫りになってきて、なんだかもやもやとした気持ちがこみ上げてきたのだ。
思えば、さっきのニンニククラッシャーも、客を不快にさせておいて何も対処なしってのは、ただの怠慢だろう。
そして極めつけは、帰り際に、出入り口の頭上に頭をぶつけたこと。
せっかく高い金払って、ラーメン食わせてもらって、良い気分で帰りたかったのに、最後に殴られて追い出された。
それはまあ、俺のせいなんだろうけど、それでもさっきの会話とか、クラッシャーとか、その他にも常連との馴れ合いとか、そういうのがいろいろ積もり重なって、どうもこの店に入る前よりも出たときのほうが不愉快な気持ちが溜まっていたような気がしてならないのだ。

俺は巷のブロガーさん達とは違って、接客云々とかでとやかく言うつもりはない。投げやりでぶっきらぼうでもラーメンが美味くて、その分安かったらそっちのほうがいいのだ。しかし、この店主はどうもそういうのでは片付けられないような底意地の悪さを感じる。やっぱり俺一見だからみくびられてるのだろうか。本当は、お客なんて少ないほうが良くて、知らない人がたくさんくるよりも、馴れ合いの常連や仲間だけでわいわいとやりたいのだろうか。どうも、メンドクサイことは避けてラクな相手にだけ商売をしたいという、そういう不誠実、怠慢さが見え隠れするような気がするぞ。


というわけで、今日の評価は:★★ 2、である。

味だけならもうちょっと上でもよかったかもしれないけど、学生料金と一般料金の値付け差や、店主の心の内その他など考えると、どうしても気分よく食事ができなかったのである。


男そば 連獅子 れんじし
名古屋市天白区元八事5-110 パレスこんどう1F
11:30~14:00
18:30~売切れ次第終了
定休日:不定休
(こういうのやめてほしいよね。いつ行けばやってるか、わからないなんて言語道断。だって、行くまでにガソリン代や電車代だってかかってるわけだしね。)

7 件のコメント:

  1. 俺はアンタの事嫌いだし、盗撮してUPとか犯罪者予備軍だと思ってるけど
    味も店主の件も、この記事の内容には心の底から同意するよ。
    学生割で150円も差があるのはどう考えてもおかしいもんな。
    トッピング1個無料ならわかるが、150円の純利を引くって事は
    社会人からはボッタクリますって事だもんな。
    「学生が得をする」んじゃなくて「学生以外が損する」店だよ。
    営業時間の件含め、店主のこの姿勢が気に食わないから俺は二度と行く事は無い。

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    1. >匿名
      いやー、そんなに俺のこと嫌いなのに俺のブログを見にきてくれるなんて、なんと寛容な精神の持ち主でしょう笑
      いや、どうもです。おっしゃるとおり、学生以外の人が損する店、ですよね。客からしたら当然、そういう風に思うのが普通です。この店主はそういう事に気がつかないのでしょうかね。気がつかないからのほほんと殿様商売やってるのですね。
      普通に考えたらそうなのに、こんな店をもちあげるブロガーさんなんて信用なりませんね。

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    2. 中の人の好き嫌いはあっても、ラーメン&店批評の内容は好きだぜw

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  2. あの店主の不誠実さがらけ系列と違っていつまでもコアなファンが付かない理由だよな。
    何か話せばすぐわかる。

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    1. >匿名さん
      コアなファンというか、やたらとヨイショする女ブロガーはいますけどね。なんなんでしょうかね。

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  3. これはひどいですな
    学生がやってるラーメン屋ならまだしも社会人がそんな感覚では話になりませんよね
    そりゃ仕事が好きな奴なんてなかなかいるわけがないし

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    1. >匿名さん
      ほんとですよね。でもなんだか、店主の人の良さそうな感じに、一瞬だまされそうになるのです。

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